用語集 は行
- ハイマウントベッド
- 2段ベッドを持つハイルーフキャンパーやポップアップルーフキャンパーに設定される上段ベッドのこと。ルーフベッドともいう。
- パーキングキャンプ
- 通称“ぴーきゃん”。キャンプ場で宿泊するのではなく、旅先で、自分の気に入ったパーキング(駐車場)を見つけてビバークするキャンピングカーならではの宿泊方法。観光地などの公営駐車場、河原、海岸、高速道路のSA・PAなど、さまざまな場所がパーキングキャンプの対象として見いだされている。
- パークトレーラー[park trailer]
- 作りはトラベルトレーラーと同じだが、より大型で居住性も家屋に類似したものをいう。トラベルトレーラーは異なり、主に居住を目的として定置利用することが多い。冷暖房、トイレ、シャワー、ダイネット、キッチンを完備し、建築物に比べ価格も安く、移動も簡単なので、キャンプ場などでログハウス、バンガロー、あるいは管理棟などのかわりに設置されている場合もある。
- バスコンバージョン[bus conversion]
- マイクロバスをベースにキャンピング装備を組み込んだ、日本独特の発展を遂げたキャンピングカー。コースター、シビリアン、ローザなどを改造したキャンピングカーがこれに当たる。バンやトラックシャシーを流用したキャンパーとは違い、最初から乗用を目的としたベース車を使うため、走りや乗り心地に定評がある。
- はちナンバー(8ナンバー 88ナンバー)
- キャンピングカーに付けられるナンバー。車検証上では、パトカーや救急車と同じ「特種用途自動車」という分類に入る。車検期間、税金、保険料などで1、4ナンバーの商業車、あるいは3、 5ナンバーの乗用車に比べて優遇される点が多い。例えば車検期間は1、4ナンバーの1年車検に対して8ナンバー車は2年。自動車税も(地方税なので都道府県によって違いはあるが)、概して乗用車より安い傾向にある。任意保険などの加入時には引き受けできない保険会社もあるので事前の確認が必要。
- バックアイカメラ
モーターホーム、キャンピングカーなどの後方確認用カメラ。キャンピングカーの場合後ろが見えない場合が多いのであると安全・便利。白黒の小型ブラウン管で独立したモニターの場合とナビ・TV兼用で液晶モニターを使う場合もある。
- バッテリープロテクター
- バッテリーの過放電を防ぐ装置。サブバッテリーの電圧が10.5Vまで下がると、自動的に電気の供給を一時的にストップして電圧降下を防ぐ。
- パワーサプライ
- 過充電防止機能を持つ充電器の総称。
- バンキャンパー
- バンボディをそのまま使って、室内にキャンピング装備を組み込み、屋根にハイルーフなどを架装したキャンピングカー。主に北米製のクラスBモーターホームのことを指す。基本的にベース車の全長、全幅には変更を加えないため、機動性に優れている。日本製シャシーを使った国産製のものはバンコンバージョンとして呼ばれている。
- バンク
- 元来、船・汽車などの「寝床」の意味。キャンピングカーではクラスCやキャブコンの運転席の上に張り出した就寝・収納用スペースのことをいう。通常大人が2人ないしは3人ほど寝られるスペースがある。
- バンコン
- バンコンバージョンの略称。
- バンコンバージョン
- バン、ミニバン、ワゴンをベースに架装メーカーが改造したRVの総称。ハイエース、キャラバンなどのワンボックスカーを改造したキャンピングカーはすべてこのバンコンバージョンになる。キャンピングカー入門編として人気高いが、最近では子育てが終わったユーザーからも人気がある。
- ピーキャン
- パーキングキャンプの略称。
- ピックアップキャンパー
- ピックアップトラックなどにキャビンを積載するキャンパー。トラックキャンパーとも呼ばれるが、現在は「ピックアップキャビン」の呼び方で統一されている。
- ピックアップキャビン
- ピックアップトラックの荷台にキャビンを搭載したキャンピングカー。従来はトラックキャンパーまたはピックアップキャンパーとも呼ばれる。ピックアップキャビンの特徴は、キャビンをベース車両と切り離して使えるところ。トレーラーと同じように感じるが、けん引するのではなくベース車の上に積載するので、運転も楽。駐車スペース確保にも困らない。メリットとしては、ベース車を維持したままキャブだけ新品に変えたり、キャブだけを残してベース車を変えるなど、目的や予算に応じたフレキシブルな対応ができるのが特徴。ベース車の選べるため、4WDファンなど、走りを気にする人たちに人気がある。
- ヒッチ
- ヒッチメンバー
- ヒッチカプラー
- ボールヒッチカプラー
- ヒッチボール
トレーラーとけん引車を連結する装置の中で、けん引車側に取り付けられたヒッチメンバーの中心に位置するボール状の部品。ヒッチボールには50mmと2インチ(約50.8mm)の2種類のサイズがあり、主にヨーロッパ系トレーラーでは50mm、アメリカ系トレーラーでは2インチが使われる。
- ヒッチメンバー
けん引車の後方下部に取り付けて、トレーラーをけん引できるようにする装置。けん引車がトレーラーを引くとき、トレーラーの全荷重を支える役目を持つので、ヒッチメンバーは連結装置の中でもとりわけ重要。ショップによって取付の方針やクリアするノウハウが異なるので、トレーラーに詳しい良心的スタッフのいるショップで相談することがおすすめ。強度が足らないとフレームがちぎれ思わぬ事故になる場合も。
- フォールディングトレーラー
- トラベルトレーラーの中で、折り畳み式構造を持つトレーラー。FRPなどの頑丈な壁面で構成されたハードシェルタイプと、キャンバス地などのテントを使ったテントタイプがある。現地で組み立てなければ居住空間を作ることができないが、移動時はコンパクトに畳めるため、後方視界も確保され、けん引が楽になる。価格も手ごろなのも魅力。
- フックアップ
- キャンピングカーの機能を充足させるため、キャンプ場のサイトに設けられた電源、水道などの施設。電源、水道、排水口のほか電話やTVなどがある。これらの設備をコードやホースを使ってキャンピングカーに直結させて使用する。
- ブラックタンク
- モーターホームなどに備え付けられたトイレの汚水を貯めるタンク。日本ではダンプステーションやフルフックアップが整っていないキャンプ場が多く、ブラックタンクの汚水処理はユーザーの重要な作業になっている。
- フルコン
- フルコンバージョンの略
- フルコンバージョン
- 主に国産シャシーを使った国産クラスAを指す。エンジン・駆動系・フレームのみで成り立った専用のシャシーをベースに、キャビン全てを架装メーカーがオリジナルで仕上げるキャンピングカー。ある意味最高峰のキャンピングカー。価格も高価で中には2000万円を超えるものも。
- ヘッド
トレーラーを引くときのけん引車のこと。
- ポータブルトイレ
- 緊急用簡易トイレ。汚水タンクと便座が一体となっていて、便座がキャンピングカーの中に固定され、汚水タンクだけ取り外すカセットトイレとは違いがある。
- ポップアップルーフ
キャンピングカーのルーフのうち、跳ね上げ構造にして、そこに折りたたみ式テントが設置してあるルーフテント。使わないときにはミニバン同様の走行性能が期待できる。遮音・保温性などはキャブコン・バンコン等には劣るが開放感・独自のスタイリングが魅力。
- ボールヒッチカプラー
けん引車のヒッチメンバーに付いているヒッチボールを受けて、それを挟み込むような形で連結を果たすトレーラー側の部品の名称。
- ボールソケット
ボールヒッチのカプリング相手の雌側の名称。ボールヒッチカプラーのこと。