キャンピングカーで冬の車中泊!暖房と防寒グッズで快適に過ごす方法

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キャンピングカーで冬の車中泊!暖房と防寒グッズで快適に過ごす方法


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キャンピングカーで冬の車中泊!暖房と防寒グッズで快適に過ごす方法

冬の車中泊こそキャンピングカーが活躍する絶好の機会。外にいながらプライベート空間があり、食事や観光、ウィンタースポーツを楽しむなど、キャンピングカーがあるだけで冬のレジャーの選択肢が広がります。また急なスケジュールの変更で予定外の宿泊を強いられた時も、キャンピングカーなら安心です。

快適で便利なキャンピングカーですが、準備を怠ると思わぬトラブルに見舞われます。そこで、キャンピングカーの設備や冬の車中泊であると助かるお役立ちグッズ車中泊する際の場所選びについてまとめました。


冬の車中泊で重宝するキャンピングカーの設備一覧

キャンピングカーにも、選んだ車種によっては、冬の車中泊には設備が不充分な場合があります。冬に車中泊をするにあたって、最低限搭載すべき設備を確認しましょう。

断熱対策の有無

冬場にキャンピングカーで車中泊をするなら、断熱対策の有無は重要です。キャンピングカーの種類によっては、外板と内壁の間に断熱材がなかったり、断熱塗料が施されていなかったりします。冬場にキャンピングカーを使うことを想定している場合は、断熱材と断熱塗装にこだわりましょう。

フルフラット型のベッド

冬の車中泊でかかせない設備がフルフラット型のベッドです。体を伸ばして快適に眠ることができる点に加え、ベッドが床面から離れているため、ベッドと床面の間に空気の層ができ、底冷えを防げます。

FFヒーター

キャンピングカーで冬に車中泊をする予定があるのなら、FFヒーターが備わっているかを確認しましょう。FFヒーターはエンジン停止中でもボタンひとつで素早く車内を暖められ、キャンピングカー所有者を対象にしたアンケートでも、冬の旅行で最も重宝した装備品として選ばれています。

参考:冬のキャンピングカー旅行の実態調査を実施  “冬こそキャンピングカー旅行シーズン!”と思う人が急増 ~6割強のユーザーが冬旅行を計画/購入時から防寒対策を意識~|一般社団法人日本RV協会

冬に重宝するFFヒーターですが、排気は車外に連絡した排気管から行うため、積雪などによって排気管の口が埋もれてしまうと、排気ガスが逆流する可能性があります。次にご紹介する警報器などを利用し、十分に注意しましょう。

一酸化炭素警報機

キャンピングカーのような狭い空間で調理機器やFFヒーターを使用するとき、上手く排気できないと車内の一酸化炭素濃度が上がる恐れがあります。一酸化炭素は無色、無味、無臭なので、たとえ車内の一酸化濃度が上がったとしてもなかなか気がつくことができません

一酸化炭素中毒の事故を未然に防ぐためにも、一酸化炭素警報器が搭載されているキャンピングカーを選びましょう。

なお、購入予定のキャンピングカーに備えつけられていない場合は、家電量販店で購入できます。一酸化炭素警報機を取りつける場合、一酸化炭素が空気よりも軽いことを考慮して、車内の天井近くに設置しましょう。


FFヒーターについて

冬に重宝するキャンピングカー装備としてFFヒーターをご紹介しましたが、FFヒーターは冬のキャンピングカー旅においてどのくらい有用な装備なのでしょうか?

大きなメリットは、エンジンを停止していても暖房機能が使える点にあります。
カーエアコンで暖気を取るためにはエンジンを点けっぱなしにする必要があり、車中泊時には適しません。一方FFヒーターはガソリンもしくは軽油を燃料にし、静かに作動するため、車内を暖かく保ちながら快適に睡眠できます。燃費もかなり良いため、燃料の残りを心配する必要もほとんどありません。

また、安全性が高い点もFFヒーターが高く支持される理由です。
FFヒーターは外部から空気を取り込んで燃焼し、その空気をそのまま排気するため、車内の空気とは一切干渉せずに完結します。そのため、一酸化炭素中毒の危険性は極めて低いとされています。
ただし上記でも述べたように、雪などで排気口が塞がれると空気が逆流する可能性があるため、積雪には十分に注意しましょう。


あれば助かる!冬の車中泊お役立ちグッズ

冬に車中泊をする場合は、万が一に備えて暖房機器や防寒用品などを準備しましょう。あると便利な役に立つグッズを紹介します。

銀マット、断熱シート、マルチシェード

断熱材や断熱塗装が不充分なキャンピングカーの場合、断熱グッズを用意して冷気から身を守りましょう。窓が二重構造になっていないキャンピングカーは、隙間から冷気が入りこみ車内が冷えてしまいます。夜間は冷え込むので、就寝前に銀マットや断熱シート、マルチシェードなどで車内の温度が低下するのを防ぎましょう。

大容量モバイルバッテリー

車中泊が続き電力を使いすぎると、肝心な時にサブバッテリーが使えなくなる可能性があります。サブバッテリーが使えなくなった時に備えて、大容量のモバイルバッテリーを積んでおきましょう。

なお持ち込んだモバイルバッテリーの種類によっては、コンセントと電化製品の電源プラグの規格が合わずに使えない場合があります。とくに海外製品は規格が合わないことがあるので、モバイルバッテリーを用意する際は、電源プラグの規格を確認してください。

カセットコンロ、電池式ポット

カセットコンロや電池式ポットは、キャンピングカーに備え付けてある暖房機器が使えない場合に重宝します。調理だけでなく湯たんぽ用に使うお湯を確保することも可能なので、キャンピングカーに1つは積んでおきましょう。

電気毛布、羽毛布団、使い捨てカイロ

車中泊をする環境にもよりますが、FFヒーターやエアコンだけでは暖かさを確保できない場合や、長時間の利用でバッテリー残量がなくて暖房機器が使えない場合があります。このような非常時も考慮して、電気毛布や羽毛布団、使い捨てカイロなども準備しておくと良いでしょう。

あれば助かる!冬の車中泊お役立ちグッズ


キャンピングカーでも冬の車中泊では場所選びが重要

冬の車中泊でアクシデントやトラブルに見舞われないようにするためには、少しでも快適に過ごせる場所を選ぶことが大切です。そこで、冬の車中泊で選ぶべき場所の特徴をご紹介します。

傾斜のない平坦な場所

フラットに見える駐車場も、水はけを考慮して微妙な傾斜がついていることがあります。その傾斜に気づかずに、重量があるキャンピングカーを停めてしまうと雪の影響を受け横滑りする恐れがあるので、冬の車中泊をする際はできるだけ平坦になっている駐車スペースを探しましょう。

積雪の危険がない場所

積雪量の多い地域で車中泊を行うと、就寝中に車の周りに雪が積もって身動きが取れなくなることがあります。また、FFヒーターの排気口が雪で塞がってしまうと、車内に一酸化炭素が充満してしまいます。

こういったリスクを避けるために、あらかじめ天気予報を確認しましょう。積雪の可能性がある場合は車中泊する場所を変更するか、車中泊を断念して身の安全を優先しましょう。

フロントやドアの位置が風下になる場所

キャンピングカーを停める際はフロントやドアの位置が風下になる位置に停めます。風上の場合、風圧でドアの開閉がしづらかったり、風でドアが勢いよく閉まったりして、ケガにつながる恐れがあるからです。また駐車スペースに屋根がなく雪が車体に当たる場合は、フロントガラスが風下に位置するように駐車しましょう。こうすることで、運転席側のドアが凍結して開かないという事態を多少は防ぐことができます。

キャンピングカーでも冬の車中泊では場所選びが重要


FFヒーターを搭載できるキャンピングカー

ここでは、オプション選択によりFFヒーターを搭載できるキャンピングカーを4種類ご紹介します。

カトーモーター「J2デッキ」

J2デッキは、カトーモーターが手掛けているバンコンの1つです。ハイエースなどの商用バンをベースにしたキャンピングカーをバンコンと呼び、キャンピングカーとしては比較的小型で取り回しの良いタイプになります。
車内スペースが限られるバンコンでは家電の設置が難しいことがありますが、J2デッキではFFヒーターの設置が可能になっています。

J2デッキは他にも、2段ベッドやキッチンスペースなどを備えるなどスペースを効果的に使うレイアウトに仕上がっており、その上でゆとりのある間取りを実現しています。インテリアを生活感のある優しい木目調をベースにしている点も特徴です。
J2デッキについて詳しくはこちら

ナッツRV「ミラージュ」

ミラージュは、ナッツRVが手掛ける大型のキャンピングカーです。トヨタのキャンピングカー専用トラック「カムロード」をベースに作られたキャブコンタイプであり、大型の車体にキャンピングカーとしての機能性を詰め込んだ豪華なモデルだと言えます。
FFヒーターはもちろん、90L大容量冷蔵庫や電子レンジなども搭載し、車内で快適に過ごせるようになっています。

他には大人2人が就寝できる大きなバンクベッド、広々としたダイネット(リビングスペース)、発電機、2口コンロ、カセット式トイレを設置したマルチルームなどを備えています。
ミラージュについて詳しくはこちら

エースキャラバンズ「565シリーズ」

「565LD」と「565CD」からなる565シリーズは、スペインのビルダーであるエースキャラバンズが手掛ける大型のキャンピングカーです。
キャンピングカーの本場であるヨーロッパでは日本で走るには大きいモデルが一般的ですが、565シリーズは日本で走ることを想定し、比較的コンパクトに作られています。それでも大型には間違いなく、FFヒーターを始めとした多くの家電を設置可能です。

なお日本仕様である「Jエディション」では、FFヒーターを始め、温水システム、80L冷蔵庫、100L給水・排水タンク、シャワー、外部充電システムなどが標準装備となっています。
565シリーズについて詳しくはこちら

AtoZ「アミティ」

アミティは、AtoZが手掛ける比較的小型のキャンピングカーです。トラックをベースにしたキャブコンタイプですが、トラックの中でも小型のマツダ・ボンゴをベースにしており、狭い道でも走りやすいサイズ感を維持しています。
その上で、専用シェルで架装していることから車内スペースは広く、FFヒーターや冷蔵庫、キッチンスペースなどを備え、大人6人までが就寝できます。
アミティについて詳しくはこちら


冬の車中泊は準備が不可欠!キャンピングカーでも備えを万全に

冬の車中泊をする場合は、寒さから身を守るための防寒対策が必須です。冬の車中泊を想定してキャンピングカーを選ぶ場合は、「断熱対策がされているか」「FFヒーターが備わっているか」などを基準に選んでみてはいかがでしょうか。

また、サブバッテリーが使えないといった万が一に備えて、大容量モバイルバッテリーやカセットコンロ、電池式の電化製品を積んでおきましょう。

冬の車中泊では場所選びも重要です。あらかじめ車中泊に向いている場所、危険な場所を把握しておくことで、就寝中に車体が滑ったりドアが凍結したりするのを防げます。

キャンピングカーで冬の旅を安全に楽しみたいとお考えの方は、今回ご紹介した「キャンピングカーの設備」「あると便利なグッズ」「場所選びの注意点」について、今一度、確認することをおすすめします。

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