費用を抑えて楽しくお遍路!車中泊で巡る四国お遍路のススメ

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費用を抑えて楽しくお遍路!車中泊で巡る四国お遍路のススメ


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お遍路は四国八十八ヶ所の霊場を巡礼するもので、弘法大師(空海)が開創し、現在でも多くの方が行っています。近年は現代的なお遍路のスタイルとして、車遍路も一般的になりました
車遍路でもある程度の期間を要するため、ホテルなどを使うのが一般的ですが、車中泊をしながら車遍路をするというスタイルもあります。

今回は、車中泊をしながら車遍路をする際のコツなどについてご紹介します。


お遍路とは?

四国のお遍路は、弘法大師が修行の地として選び、八十八ヶ所の寺院などを霊場としたことに由来します。
その足跡をたどるように八十八ヶ所の札所を巡るのがお遍路であり、かつては修行僧が行うものとされていましたが、信仰の広がりなどもあり、日本全国からお遍路を行ういわゆる「お遍路さん」が集まるようになったとされています。


車中泊でお遍路はいかが?

修行の場であった四国にて生まれたお遍路ですが、近年は車で巡礼する車遍路のほうが主流です。その中でも、車中泊をしながら巡ると費用をより抑えることができます。

近年主流の車遍路

交通網が発達し、自動車を持つことが当たり前になった現代では、多くの人が車を使って気軽にお遍路に挑戦しています

車遍路では、自由なペースでお遍路ができる途中の観光地で遊ぶこともできる期間が短くなることで費用を抑えられるなどのメリットがあります。
一方で、お遍路では山道を進むことも多いため、きちんとリサーチをしなければ迷いやすいという注意点もあります。期間が短くなるとはいえ、長期間の運転となるため、疲れへの対策も必要です。

車遍路にはキャンピングカーが便利

車遍路を車中泊スタイルで行うと、宿泊代を節約することができ、費用を抑えて巡礼することができます。また、スケジュール次第では期間をさらに短くすることも可能です。

車中泊スタイルを選択する場合は、キャンピングカーが便利です。
一般的な車でも車中泊は可能ですが、キャンピングカーでは座席ではなくベッドで眠ることができ、モデルによってはエンジン停止中にも使えるエアコンを搭載しているので、快適に車中泊ができます
お遍路は長期間に渡るため、車中泊に適した装備が整っているキャンピングカーを使うのがおすすめです。


車中泊でお遍路する際の期間と費用

車中泊で四国八十八ヶ所を巡礼する場合、期間や費用はどの程度になるでしょうか。あくまで目安となりますが、以下の内容をぜひ参考にしてください。

必要な期間は8~10日

霊山寺をスタートし、八十八ヶ所をすべて巡礼して再び霊山寺にお礼参りするまでを最短で行くとしたら、7日で完了できる場合もあります。ただし、朝7時から動く必要があり、道中も急ぎがちになってしまうため、必要な期間は8~10日と考えておくのが良いでしょう。

なお、車遍路の特徴として、各霊場を巡礼しながら柔軟な旅のスケジュールを組める利点があります。四国の気になる観光地に行ってみたり、疲れが出る頃に温泉宿に泊まったりしながら、自分なりの無理のないスケジュールでお遍路に挑戦するのがおすすめです。

おおまかな費用

車中泊をしながらお遍路をする際、おおまかな費用は以下のようになります。

お遍路用の装備

お遍路では遍路ならではのいくつかの装備が必要であり、巡礼前に揃えておく必要があります
例えば、御朱印を押してもらうための納経帳、各札所へ奉納する納札、略式の法衣を意味する輪袈裟、白衣、車遍路では必要ありませんが金剛杖などがあります。

どこで買うか、何を買うかによって値段は変わりますが、初心者に優しいお遍路セットを買って揃えることもできます。車遍路用のお遍路セットは、9,000円ほどで購入可能です。

御朱印

納経帳に御朱印をいただくには、各札所にて300円必要になります。全部で八十八ヶ所になるので、26,400円となります。

お賽銭

お遍路では札所ごとに本堂と大師堂にお参りし、お賽銭を納めます。大きな額ではありませんが、1回で5円収めるとして、440円になります。

札所の駐車場代金や有料道路

札所によっては駐車場が有料だったり、有料道路を通行する必要があったりします。
駐車場代金が必要な札所は20あり、合計すると4,370円になります

他には、有料道路を通る必要がある場所、ロープウェイ・ケーブルカーを使用する場所があります。有料道路を普通乗用車で通るとした場合、合計金額は7,310円になります。

なお、この料金は変動する可能性があるため、気になる場合は事前に確認するようにしましょう。

ガソリン代

車遍路をする場合、徒歩と違って必要になるのがガソリン代です。
燃費の良いハイブリッド車や軽自動車で車中泊をすれば、ガソリン代をある程度抑えることはできますが、ここではキャンピングカーで計算してみましょう。

キャンピングカーの中でも、モデルやエンジンのタイプにより燃費は大きく変わりますが、長期間での旅行に向いた大型のキャブコンタイプのガソリン車を想定した場合、約7km/Lと仮定できます。
また、どこに立ち寄るかにもよりますが、走行距離はおよそ2,000kmになります。

ガソリン代を150円/1Lと仮定した場合、車遍路にかかるガソリン代は約42,900円となります。

食事代、入浴代

食事代は人によって大きく変わる部分ですが、飲み物代も含め、1日3,000円が必要になると仮定します。期間の目安としてご紹介したのは8~10日ですが、9日でお遍路を終えると仮定すると、27,000円となります。

入浴代については、キャンピングカー内にバスルームを備えていればかなり費用を抑えられますが、毎日日帰り温泉などを利用することにします。一晩につき500円が必要になると仮定すると、4,000円となります。

駐車場代金

車中泊でお遍路をする場合、ホテルなどの宿泊代がかからなくなる点が大きなメリットとなりますが、代わりに駐車場代金が必要となります。
無料で駐車場に停めて翌朝出発できるケースもありますが、道の駅などは車中泊を禁止している場合もあるため、しかるべき駐車場を利用するのがおすすめです。

車中泊に利用できる駐車場としては、オートキャンプ場やRVパークが挙げられます。RVパークは、主にキャンピングカーの利用を想定して作られている車中泊用の駐車スペースです。RVパークに宿泊する場合、場所によっても変わりますが、およそ2,000円で宿泊できるため、8泊で16,000円となります。

おおよその合計金額

その他細々とした費用が必要になるかもしれませんが、ここでご紹介した費用を合計すると、以下のようになります。

  • お遍路用の装備:9,000円
  • 御朱印:26,400円
  • お賽銭:880円
  • 札所の駐車場代金や有料道路:11,680円
  • ガソリン代:42,900円
  • 食事代、入浴代:31,000円
  • 駐車場代金:16,000円

合計:137,860円


車中泊でお遍路する際の注意点

車中泊をしながらお遍路をする際には、以下の注意点に気をつけましょう。

車中泊のルールを守る

車、とりわけキャンピングカーがあれば気軽に行える車中泊ですが、自分の車の周りなら何をやっても良いわけではありません
夜は騒音を立てない、許可された場所以外でキャンプ行為を行わない、許可された場所以外で調理・食事・洗濯などを行わないなど、車中泊のルールを守って周りに迷惑をかけないようにしましょう。

また、オートキャンプ場やRVパークに泊まる場合は場所ごとのルールもあるので、利用時には必ず確認しましょう。

疲れには十分気をつける

ホテルなどを利用する通常の車遍路と違い、8~10日も車中泊で過ごすとなると疲れが溜まりやすくなります。ベッドを展開して家と近い環境で眠れるキャンピングカーにおいても、疲れが溜まりやすくなるのは同様です。
疲れが溜まってきたと感じた時は無理をせず、ホテルに宿泊することも大切です。
ホテルにキャンピングカーを止められない場合、一時的にキャンピングカーを預けておけるフジカーズジャパンの「トラベルアシスト」サービスがオススメです。
また、新たに「フジカーズジャパン 高松店」がオープンしましたので、旅の途中で不安に感じた時や、修理・メンテナンスが必要な時は是非お気軽にお立ち寄りください。
疲れが溜まってくると事故の危険性も高くなっていくため、十分な睡眠時間を取る、移動中はこまめに休憩する、毎日入浴するなど、疲れ対策を十分に行いましょう。

トラベルアシスト

各ルールを守って車遍路を楽しもう

四国八十八ヶ所の札所を巡礼するお遍路は、これまでなかったようなさまざまな出会いが楽しめます。車中泊をしながら巡ることで費用を抑えながら短期間でお遍路をすることができますが、守るべきルールも多数あります。周りに迷惑をかけず、安全に車遍路を楽しむようにしましょう。

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