自分にとっての“楽しい”を探そう!後悔しないキャンピングカー選び

キャンピングカーコラム

自分にとっての“楽しい”を探そう!後悔しないキャンピングカー選び


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キャンピングカーはアウトドアの楽しさを加速させる車ですが、購入してから後悔してしまったという声もゼロではありません。キャンピングカーにもいろいろな種類があるため、購入してから後悔しないためには、自身のスタイルに合うモデルや装備をよく吟味し選択することが大切です。今回は、キャンピングカーを購入して後悔したこととしてよく挙げられるポイントや、押さえておきたい種類ごとの特徴についてご紹介します。


キャンピングカーに乗ったときに困ったこと

快適で楽しい車中泊ができ、家族との思い出もたくさん作れるキャンピングカーですが、実際に使ってみると意外に困るポイントはいくつかあります。購入を検討する際は、以下のポイントをぜひ把握しておいてください。

車高が高くて駐車場所などが限られる

キャンピングカーの中でも、広々とした居住スペースにそのまま住めそうな家具や設備を詰め込んだ「キャブコン」と呼ばれるタイプは、車高が高いため駐車場が限られるという側面があります。立体駐車場に入らないため、普段停めておくための駐車場や出先での駐車場探しに苦労することがあります。

一方、最も多く普及している「バンコン」と呼ばれるタイプは、主に商用バンをベースにしているためサイズ感は一般車とさほど変わりません。キャンピングカーは車体のサイズもさまざまなので、大きいモデルを買う際は駐車場について事前に調べておくのがおすすめです。なお、近くに停められる場所がない場合は一定の条件を満たすことで利用できる「モータープール」に停めることができます

フジカーズジャパンでもキャンピングカー用の駐車場を提供しているので、一度チェックしてみてください。

一般車に比べると運転しづらい

キャブコンなどの大きなキャンピングカーはもちろん、一般車と変わらない大きさのバンコンなどでも荷物を多く積めば重心が上がり、安定感が落ちます。特に大きいキャンピングカーになると、橋の上の横風で車体を揺らされることも多くなります。基本的には一般車よりもゆっくり慎重に走る必要があるため、運転しづらいと感じることもあります。キャンピングカーの運転しづらさは、足回りを強化することである程度改善することが可能です。

軽キャンパーでは小さすぎた

近年はキャンピングカー人気がどんどん増してきていますが、その理由のひとつが軽自動車をベースに作られた軽キャンパーだと言われています。軽キャンパーは軽自動車の規格で作られているためリーズナブルであり、若年層でも比較的気軽にキャンピングカーデビューできるようになっています。

しかし、軽キャンパーはリーズナブルな代わりに車体が小さいという弱点を持っており、内装にさまざまな工夫はありますがバンコンやキャブコンの広さには劣ります。キャンピングカーライフに憧れて軽キャンパーを購入したものの、思った以上に小さく、十分にアウトドアを楽しめなかったり大人数で出かけられなかったりと使わなくなる例も少なくありません。

キャブコンが大きすぎて持て余す

軽キャンパーとは逆に、キャブコンが大きすぎて持て余してしまうこともあります。例えば、子どもも一緒に家族で楽しむために大きなキャブコンを買ったが、子どもが独立して夫婦2人でアウトドアを楽しむようになると大きすぎて使いにくくなるというケースがあります。また、近年はバンコンのタイプでも内装が充実したモデルは多く販売されており、思い切ってキャブコンを買ってみたものの必要以上のスペックだったということもあります。

故障の対応が難しい

キャンピングカーも車である以上、故障のリスクとは隣り合わせです。しかし一般的な車と比べて、対処の難しい故障が起こることがあります
例えば、キャンピングカーのほとんどは車体が重く、また多くの荷物を積み込むため、タイヤがバーストする可能性が高くなっています
突然のバーストに備えて、修理キットを車内に積んでおき、ある程度自分で直せるようにしておくと良いでしょう。他には、使わないときは荷物を下ろしておく、足回りを強化しておくといった対策が有効です。
また、出先の故障で困ったときにはJAFに頼ることができますが、キャンピングカーはJAFの対応外である可能性があります
キャンピングカー自体は対応してくれるものの、車両重量が3,000kg以下、最大積載量が2,000kg以下の車両に限られるため、JAFに頼りたい場合は購入前によく確認しておきましょう

乗り心地が思っていたのと違う

キャンピングカーはただ大きい車というわけではなく、乗り心地が一般的な車と異なります。特に違いがハッキリしているのは、縦にも大きく重心が高いキャブコンです。
キャブコンは重心が高くなっていることから、ゆらゆらと揺られる感覚があります。横風の影響を強く受けやすく、高速道路で大型車に追い抜かれた場合にも風圧で押し出されるような感覚があります。
また、車両重量が大きいためにスピードが出ず、上り坂ではゆっくり走らざるを得ません。ブレーキの制動距離を確保するためにも、キャンピングカーはゆっくり運転が原則です。乗り心地については、事前に試乗やレンタルキャンピングカーで試しておくのがおすすめです。

空調がないと不便を感じる

キャンピングカーに必須の設備はベッドなどの家具、停車中でも電源を使えるようにするサブバッテリーなどであり、空調設備はオプションになっていることがほとんどです
空調がなくてもキャンピングカーライフを楽しむことはできますが、真夏の熱帯夜や真冬の寒さの中では十分な対策を練る必要が出てきます。空調がないために活動時期や行く場所が限られることもあるため、よりアクティブに活動したい場合は優先すべきオプションとなるでしょう。
キャンピングカーの空調設備としては冷房を使うためのエアコン暖房としてのFFヒーターがあります。

電源の管理が難しい

キャンピングカーに空調を装備しておくと車内で過ごす際の快適性が増しますが、今度は電源の管理が難しくなるという側面があります。空調がなくてもキャンピングカーでは停車中にさまざまな家電を使うことになるため、サブバッテリーの残量には十分に気をつける必要があります
オプションで追加のサブバッテリーや高効率のインバーター、ソーラーパネルを搭載すれば、使用できる電力が増えます。また、外部電源が利用できるオートキャンプ場やRVパークを調べて利用することで、出先で充電することが可能です。

想像していたほど使わない

キャンピングカーを買う前にはあちこちに乗って行きたいとワクワクしていても、実際に買ってみると思っていたほどには使わないこともあります。これでは宝の持ち腐れになってしまうため、買う前には冷静によく吟味しましょう。

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キャンピングカーの種類と後悔しないためのポイント

後悔しないキャンピングカー選びには、キャンピングカーの種類について十分に知り、それぞれに適した使い方を理解することが大切です。ここでは、種類別にその特徴と後悔しないためのポイントをご紹介します。

軽キャンパー

上記でもご紹介したように、軽自動車をベースに内装を架装したキャンピングカーです。側面に収納したベッドを寝るときに展開するなど、限られたスペースを有効活用するためのさまざまな工夫がなされています。また、どうしても狭いスペースを補完するために、屋根部分が上に開いて就寝スペースを作る「ポップアップルーフ」を搭載したモデルが多くあります。軽自動車をベースにしているが、あえて軽自動車の規格を超えて開発されたモデルもあります。

軽キャンパーはキャンピングカーの中では最も小さいタイプであり、1人~2人の少人数での使用に向いています。ポップアップルーフがあれば3人~4人が寝ることもできますが、多くの人にとっては手狭に感じるでしょう。また、荷物を積み込める量も限られているため、本格的にアウトドアを楽しみたい人には向いていません。積み込める家電の数にも限りがあり、エアコンやFFヒーター、冷蔵庫などを諦めなければならない場合もあります。

一方で、ペットと一緒に旅行を楽しむために作られたモデルや、釣り道具を積み込むために作られたモデルなど、特定の目的に合わせて作られたモデルを選べる点が特徴です。「思ったより小さかった」と後悔しやすいキャンピングカーですが、はっきりとした目的がある場合は強力な選択肢となります。また、コンパクトなサイズ感のため、アウトドアだけでなく日常生活でも乗りたいという方にも適しています

バンコン

商用バンをベースに作られたバンコンには、手頃な価格で購入できるモデルから快適さを追求したラグジュアリーなモデルまで広いラインナップがあります。キャンピングカーとしては小さめの部類ですが、運転しやすく使い勝手の良いサイズ感です。ちょっとしたスモールオフィスとしてもぴったりのサイズであることから、近年はオフィスカーとして活用するケースも増えてきています。

軽キャンパーよりは大型ですが、やはり少人数での利用に適しています。ただし適度な人数であれば居住スペースを広々と使用でき、就寝時にも余裕をもって快適に眠れます。一方で、5人まで乗車・就寝できるようなタイプもあります。見た目が普通のバンとほとんど変わらないため、キャンピングカーだと周りに気づかれにくく、普段の買い物や通勤にも気兼ねなく使える点も特徴です

比較的デメリットの少ない優等生的なキャンピングカーですが、大人数で使うとなると利便性や快適さが大きく落ちます。また、1週間など長期間に渡る旅行に使おうとすると、簡易的なベッドや低い天井、水回りの狭さなどにより小さい疲れが溜まりやすいため、あまり向いていません。

キャブコン

キャブコンクラスになれば、常設ベッドが備えられていたり車内で立っても頭が天井につかなかったりと、車というよりは「走る家」に近い仕様になってきます。実際、決まった家を持たずにキャブコンだけで生活している人もいます。快適に眠れるベッドや広くて使いやすいギャレー(コンロや流し台などの部分)、大人数で談笑できるダイネット(テーブルと椅子)、シャワールーム、充実の電源設備など、軽キャンパーやバンコンでは難しい装備を多く備えることが可能です。荷物用のスペースが広く確保されている点も特徴で、荷物が多くなるキャンプやスノースポーツなどのアウトドアにも適しています。

キャンピングカーライフを存分に楽しむには魅力的な選択肢となるキャブコンですが、車体が大きい故に取り回しが難しいというデメリットがあります。重い車体と高い重心に気をつけて慎重に運転する必要があり、駐車場は探しにくく、狭い道は通れないかもしれません。初期投資はもちろん、維持費も軽キャンパーやバンコンに比べると高く、遊びに行く機会が少なくなると持ち腐れになってしまいます。また、普段の生活に車が必要なら、多くの場合は小回りの効くセカンドカーが必要です

キャブコンは軽キャンパーやバンコンからのステップアップとして選択されることが多く、最初から購入するのはハードルが高いと言えます。一方、もともとアウトドアが趣味でよく出かける人や長期間の旅行を楽しみたいという方にはキャブコンが適していると言えるでしょう

キャンピングトレーラー

キャンピングトレーラーは、牽引車を使って牽引するトレーラーの中をキャンピングカー仕様にしたものを指します。
トレーラーであるため自走機能はなく、別に牽引車を保有する必要があります。大型のタイプもあれば、小型のタイプもあります。キャンピングトレーラーを牽引するためには牽引免許が必要となりますが、750kg以下のものであれば牽引免許は必要ありません
キャンピングトレーラーは牽引車で引っ張る特徴から、必要なときには引っ張り、そうでないときは切り離すことができます。例えば、普段は牽引車だけを使い、アウトドアに繰り出すときだけキャンピングトレーラーを使うことが可能です。また、オートキャンプ場に着いたらトレーラーを切り離し、身軽な牽引車だけで周辺観光を楽しむこともできます。

利用に適した人数は、トレーラーの大きさによって変わります。
キャンピングトレーラーは車内すべてが居住スペースとして使えるため、装備を充実させやすいメリットがありますが、一方で走行中は乗車できないという制約があります。移動中もキャンピングカーの装備を使いたいという場合は、キャンピングトレーラーは向いていません。


後悔しないキャンピングカー選びをしよう

まったく不満のないモデルに出会うことは難しいかもしれませんが、困ったことや不満なこと以上に「買って良かった」と思えるモデルに出会うことは十分に可能です。自身がどのような使い方をしたいのかをよく吟味した上で、後悔のないキャンピングカーを選んでみてください。

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