快適な使い心地!日本の高級キャンピングカーの魅力

キャンピングカーコラム

快適な使い心地!日本の高級キャンピングカーの魅力


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キャンピングカーと一言に言ってもいろいろな種類があり、比較的安価に購入できるモデルからまるでもうひとつの家のような豪華な高級モデルまであります。また、キャンピングカーの本場であるアメリカやヨーロッパからの輸入車もあれば、日本で作られている国産車も多くの種類が揃っています。今回は、日本で生産されたキャンピングカーのうち、ラグジュアリーなキャンプ体験を提供してくれる高級キャンピングカーについてご紹介します。


キャンピングカーにはどのような種類がある?

キャンピングカーにはタイプごとに名前がついており、それぞれの特徴を知ることで自分に合ったキャンピングカー選びに活かせます。

「軽キャンパー」は、軽自動車をベースにしたキャンピングカーです。装備は最低限で、安価にキャンピングカーデビューできるという魅力があります。
一方で、限られたスペースを有効に使うためのさまざまな工夫が施されており、天井が上に跳ね上がる「ポップアップルーフ」を備えたモデルが多くあります。釣りに特化したモデル、ペットと一緒の旅行に特化したモデルなど、個性派が多いことも軽キャンパーの特徴です。

「バンコン」は、商用車として使われているバンをベースにしたキャンピングカーです。キャンピングカーとしてはコンパクトなので取り回ししやすいというメリットがあり、オプションによっては高級感のある内装にすることもできます。
軽キャンパーよりも機能性が優れているものが多く、モデルによっては5~6人まで就寝できるなど大人数での使用が可能なものもあります。

「キャブコン」はトラックの荷台を改造してキャンピングカーにしたものです。広い居住スペースを確保でき、4人以上が車内で就寝できるモデルも多くあります。成人男性でも立って車内を移動できる、眠りやすい大きなベッドを装備できる、エアコンなどの家具を多く積むことができる、収納スペースが多く確保されているなど、キャンピングカーとしての使い勝手に優れています。

「バスコン」はマイクロバスなどをベースにしたキャンピングカーです。ベース車が大きいことから内装を豪華にすることができ、高級感を感じられるモデルが多くあります。ベッドはクイーンサイズやキングサイズを備えたものもあり、家具の質感が良く、自動で昇降できるベッドなど豪華な装備を備えているモデルもあります。パワフルなマイクロバスをベースにしているため、走行性能が高く、移動中も快適という魅力もあります

「キャンピングトレーラー」は、トレーラーをキャンピングカー仕様にしたものです。軽自動車で牽引できるような小型のモデルもありますが、大型のモデルであれば高級感のある豪華な内装が特徴です。走行中はトレーラー内に乗車することはできないという注意点はあるものの、キャンプ場にトレーラーを置いて牽引車で周辺の観光地を巡る、といったキャンピングトレーラーならではの使い方ができます。

「セミフルコン」は、マイクロバスをベースにしたキャンピングカーです。バスコンと違うのは、運転席部分であるキャブを残して車体をカットし、後ろは専用のシェルを架装している点にあります。
見た目としてはキャブコンに近いですが、さらに大型になるため居住スペースが広く、特に内装が豪華に作られています。

他には、目に見える部分すべてをキャンピングカー仕様に架装した「フルコン」と呼ばれるタイプもありますが、海外製のみで国産車にはありません。


国産高級キャンピングカーの8つの魅力

国産の高級キャンピングカーには、高級ではないキャンピングカーと比べてどのような魅力があるのでしょうか?

広々とくつろげる

高級キャンピングカーと呼ばれるモデルの多くは居住スペースが広く、まるで家のような内装を実現しているモデルもあります。軽キャンパーなど小型のキャンピングカーであれば窮屈に感じることもありますが、高級キャンピングカーであれば立ったまま歩けるほどの広さのモデルが多いため、思う存分くつろげます。
例えば、広々と使える大きなベッドがある、座り心地が良く移動もしやすいソファを備えている、誰かがキッチンで作業をしていても移動を妨げにくいなどの特徴があります。

ゆったり眠れるベッドがある

上記と関連して、高級キャンピングカーではゆったり眠れるベッドがあることも魅力です。キャンピングカーで就寝するなら寝心地は大きなポイントです。小型のキャンピングカーであれば狭いスペースを上手くやりくりする必要があり、「2人就寝可能」としているモデルでも、実際に2人寝ると窮屈に感じることもあります。高級キャンピングカーであればキングサイズの大きなベッドを備えるモデルもあり、天井も高いことから快適な寝心地を得られます。また、高級キャンピングカーには常設のベッドの他にダイネット上で展開する収納式のベッドもあり、そうでないキャンピングトレーラーと比べて多くの人数で使用できる点も魅力です。

キッチン設備が揃っている

コンロやシンク、冷蔵庫など、キッチン装備がきちんと揃っていることも高級キャンピングカーの魅力です。「外にテントを張って屋外でバーベキューをする」よりも「車内で調理までしたい」という場合は、広く取られた高級キャンピングカーのキッチンが役に立ちます。また、突然の雨に降られた際にも、車内のキッチンが充実しているとすぐさま切り替えられるので便利です。

冷暖房設備が整っている

キャンピングカーで快適に過ごすには、夏には冷房が、冬には暖房が重要です。高級キャンピングカーであれば、床暖房やFFヒーター、エンジンを切っていても使える車載用エアコンなど高機能な冷暖房を搭載することができ、季節に関係なくキャンピングを楽しむことができます。
大きな車体を持つ高級キャンピングカーは電化製品を使うために欠かせないサブバッテリーを多く積むことができ、必要に応じて発電機を積み込むスペースもあるため、残りの電力を気にしすぎずにヒーターやエアコンを使える点も魅力です。また、しっかりした断熱素材をボディに使用できる点も高級キャンピングカーの魅力で、外の気温の変化を受けにくく、暑い時期や寒い時期でも車内で快適に過ごしやすいと言えます。

快適なレストルームがある

高級キャンピングカーでは、その居住スペースの広さを活用し、レストルームが作られていることがあります。
レストルームはトイレとバスが一緒になっているタイプトイレとバスが別々で区切られているタイプがありますが、車体の小さいモデルではレストルームが作れないため高級キャンピングカーのみの特権になります。

レストルームがあれば出先でトイレや入浴施設を探す必要がなくなり、車中泊の快適性が増します。トイレには主にグレータンクへ汚水を溜めていくカセットトイレ持ち運びができるポータブルトイレがありますが、いずれも臭いを閉じ込める仕組みになっていることが多く臭いを気にする心配はほとんどありません

電源まわりが充実している

高級キャンピングカーでは電化製品を動かすためのサブバッテリーが標準で装備されていることが多く、オプションで増設や、リチウムイオンバッテリーなどを設置する事も可能です。大容量のサブバッテリーがあれば多くの電化製品を長く動かすことができ、長期滞在でも快適に過ごす事が出来ます。近年のキャンピングカーは住宅にある設備にどんどん近づいており、動く別荘化しています

ソーラーパネルや外部電源引き込みなど、給電方法が複数用意されているのも高級キャンピングカーの特徴です。
また、配線やスイッチなども最初から考えて作られていることが多く、電源まわりの使い勝手も優れています。

細かいところまで配慮されている

高級キャンピングカーにはアメリカ製やヨーロッパ製のものも多くありますが、日本とは違う文化であることから「下駄箱がない」など日本の生活スタイルに合わない、細かい部分への配慮が行き届いていないなどの注意点があります。その点、国産のモデルであれば日本の生活スタイルに合わせた作りになっており、家具や装備の一つひとつにまで細かい配慮がなされています。なかなか故障しにくく、走行中に家具などがキシキシと音を立てることが少ないのも国産の高級キャンピングカーの魅力です。

バスコンであれば走行性能に優れている

高級キャンピングカーと呼ばれるモデルのうち、マイクロバスをベースにしたバスコンは走行性能に優れています。もともと大人数を運ぶために作られたマイクロバスであるため、パワーのあるエンジンを積んでおり、タイヤも後輪がダブルタイヤになっているなど安定した走行を実現しています。

高級キャンピングカーの特徴と価格についてはこちらの記事もご参考ください。
高級キャンピングカーは便利でラグジュアリー!特徴や価格について解説


国産高級キャンピングカーのモデル例

ここでは、日本で作られた高級キャンピングカーのうち、代表的なモデルを3つご紹介します。

ボーダーバンクス

大手キャンピングカービルダーのひとつであるNUTS RVが手がけている「ボーダーバンクス」は、マイクロバスをベースにしたバスコンの代表的なモデルです。いくつかのタイプがあり、対面ダイネットにツインベッドを備えたタイプ、2mを超えるロングソファを備えているタイプなど、いずれも広い空間を贅沢にデザインした高級感が魅力です。運転席の上部に「バンク」と呼ばれるベッド用のスペースを架装していることが特徴で、大人数がゆったり眠れるようになっています。

ボレロ

RVトラストから発売されている「ボレロ」は、バンの後ろを改造したキャブコンタイプのキャンピングカーです。バンクを架装するなど居住スペースを拡大している他、高級感のある内装を追求している点も特徴です。高性能な断熱シェルや温水シャワー、サブバッテリー、サイドオーニング、2口ガスコンロなど、機能面でも充実しています。

シリウス

フィールドライフが手掛ける「シリウス」は、三菱ふそうのマイクロバス「ROSA」をベースに作られたセミフルコンのキャンピングカーです。家庭用エアコンやFFヒーターを搭載しているため車内を常に快適に保つことができ、大きな冷蔵庫や電子レンジでキッチンも使い勝手が良くなっています。
また、マルチルームが広く、オプションでトイレを設置すると窮屈感のないレストルームが作れることもポイントです。高級感のあるベッドや、広々ゆったりと使えるダイネットで快適に過ごせるでしょう。

純国産のキャンピングカー「FOCS」

国産のキャンピングカーとしては、カーテンやマットなどの細かい部分まで国内生産を一貫している「FOCS(フォックス)」シリーズがあります。FOCSはフジカーズジャパンが提供するキャンピングカーシリーズで、Fujicars Original Camping Styleを略したものです。FOCSの製造をスタートした発祥の地は、北海道です。そのため、寒暖差が激しく厳しい環境でも快適に過ごせることを目指した純国産のキャンピングカーとなっています。

FOCSの特徴は、カーテンからマットなどの細かいところまで国内生産を徹底している点にあります。どの部品、どの家具も職人が一つひとつ丁寧に仕上げており、何年も快適なまま使えるキャンピングカーを追求しています。例えば、車の振動で劣化しがちな家具類が劣化しにくいような特別な工法で家具を組み立てていたり、カーテンもキャンピングカーの内装に合わせて縫製したりなど、細部まで細かく設計しています。夏と冬で寒暖差が50℃にもなる北海道で快適に過ごせるよう、高機能な断熱を実現している点も特徴です。

以下、FOCSシリーズのキャンピングカーを5点ご紹介します。

FOCS Ds L-Style

Ds L-Styleは、優雅な使い心地を日常生活に落とし込んだキャンピングカーです。高級感のある内装を追求しつつ、肩肘張らずにくつろげる日常スタイルを実現しています。

Ds L-Styleの詳細はこちらです。

FOCS Ds L-Style Urban Blue

Ds L-Style Urban Blueは、上記のDs L-Styleのもうひとつの顔として2019年1月にデビューしたキャンピングカーです。アーバンブルーの内装が高級感もありつつ、爽やかな印象に仕上がっています。

Ds L-Style Urban Blueの詳細はこちらです。

FOCS Departure

Departureは、ベース車にトヨタ・ハイエースの中でも特に大きいスーパーロングキャンパー専用車を採用し、広い内装を実現しているキャンピングカーです。後部には広くて使い勝手の良いギャレーがあり、趣味に合わせてさまざまな使い方ができます。

FOCS Departureの詳細はこちらです。

FOCS Liberta

Libertaは、内装カラーを4色から選択することができ、荷室が大きいので自転車や、バイク、ケージ等の大きな荷物を積載することが可能です。自由気ままな旅を楽しめるようにデザインされており、長期間の旅行でも快適に過ごすことができます。
トヨタ・ハイエースの中でも特に大きいスーパーロングキャンパー専用車をベースにしており、座席のレイアウトもゆったりしているので、車内を広々と使うことができます。

FOCS Libertaの詳細はこちらです。

FOCS Siesta

Siestaは、スーパーロングキャンパー専用車を採用したキャンピングカーです。走行時には最大8名まで乗車でき、就寝定員は3名となっています。
ベッドは縦に2メートルの広々とした仕様で、車中泊はもちろん、車名のとおり昼寝にも最適です。

ダイネット展開時には後ろまでウォークスルーのデザインになっているのが特徴で、スペースの無駄が少なく大人数でもくつろげます。木目をベースにした落ち着いた内装デザインも特徴です。

FOCS Siestaの詳細はこちらです。


輸入高級キャンピングカーのモデル例

ここでは、海外で作られた高級キャンピングカーのうち、代表的なモデルを3つご紹介します。

Kヨットテクノライン89

MOBILVETTAが手がけるKヨットテクノライン89は、輸入車の中でも高級キャンピングカーを代表する【クラスA】のキャンピングカーです。ひと目で分かる高級感のあるボディと内装が魅力で、運転席と助手席は開放感がありその広さと居心地の良さに圧倒されるでしょう。運転席と助手席を反転させれば明るくて広いリビングスペースが出現し、快適な空間の中でくつろぐことができます。高い断熱性や遮音性、分離されたトイレスペースとシャワースペース、フロア2層構造による無駄のない収納スペースなど、快適に使うためのさまざまな工夫がなされています。

Kヨットテクノライン89の詳細はこちらから確認できます。

ZEFIRO 285TL

ZEFIRO 285TLは、イタリアを代表するキャンピングカービルダー「ローラーチーム」が手がけるキャンピングカーです。白と黒を基調とした内装デザインは優雅で洗練されており、キャンピングカーでの旅行のスタイルを非日常で特別なものにしてくれます。

ZEFIRO 285TLの詳細はこちらから確認できます。

LIVINGSTONE 5

LIVINGSTONE 5は、同じくローラーチームが手がけるキャンピングカーです。ダイナミックなデザインと高い断熱性、防音性が特徴で、夏冬を問わず車内で快適に過ごせるように作られています。輸入車では珍しく、ベース車の純正ボディをそのまま使用しているバンコンタイプです。国産のバンコンはスペースがある程度限られますが、LIVINGSTONE 5はベース車自体も大きいため、成人男性でも立ったまま移動できるほど室内の天井が高くなっています。トランクは観音扉となっており、荷物の出し入れがしやすい仕様です。リビングスペースをやわらかく照らす間接照明や収納しやすく機能的なキッチンスペースなど、快適な空間にするためのさまざまな工夫がなされている点も特徴です。

LIVINGSTONE 5の詳細はこちらから確認できます。

エースワン 510CDL Jエディション

エースワン 510CDL Jエディションは、スペインに拠点を置くエースキャラバンズが手掛けるキャンピングトレーラーです。同社が展開しているキャンピングトレーラーの中では大型のタイプで、運転には牽引免許が必要となります。

エースワン 510CDL Jエディションは7名まで就寝できる広さがあり、大人数で使うのに向いています。左エントランス、カセットガスユニットなど日本仕様にカスタムされている点も特徴です。

常設二段ベッド、ワードローブ、洗面台・シャワー付きのバスルーム、大容量冷蔵庫、給水タンク、サブバッテリー、外部充電器などを標準で装備。オプションで、追加のサブバッテリーやFFヒーター、トイレなどの設置が可能です。
エースワン 510CDL Jエディションの詳細はこちらから確認できます。

エースワン 510CDL Jエディションの詳細はこちらから確認できます。

国産のキャンピングカーと輸入キャンピングカーの違いは以下の記事にてご紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
輸入車と国産車のキャンピングカーの違いはなに?特徴を徹底比較


高級キャンピングカーはレンタルできる?

高級キャンピングカーは高い快適性と使い勝手の良さが魅力ですが、その分値段も高額となります。いきなり購入して後悔しないか不安な場合は、レンタルして試すことができます
キャンピングカーのレンタル業者の中には高級キャンピングカーを取り扱っている業者もあるため、実際の使い勝手を確認できます。キャンプチェアやテーブル、チャイルドシートなどの基本的なアイテムは一緒にレンタルすることが可能なので、どんなアイテムが借りられるか事前に確認しておきましょう。

フジカーズジャパンでもキャンピングカーのレンタルを行っていますので、よろしければご覧ください。
レンタルキャンピングカー|フジカーズジャパン


快適な使い心地を検討してみよう

キャンピングカーを選ぼうと思ったとき、高級キャンピングカーは価格がどうしても高くなりがちですが、その分快適な使い心地を体験できます。雨が降っても車内で快適に過ごしたい、長期の旅行に使いたいなどの使用目的があるなら、高級キャンピングカーは有力な選択肢です。日本で作られた高級キャンピングカーは丁寧な作りも魅力なので、ぜひ検討してみてください。

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