高級キャンピングカーは便利でラグジュアリー!特徴や価格について解説

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高級キャンピングカーは便利でラグジュアリー!特徴や価格について解説


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高級キャンピングカーは便利でラグジュアリー!特徴や価格について解説
近年はキャンプブームやアウトドアブームとあわせて、キャンピングカーの人気も増してきています。せっかくキャンピングカーで旅行に出かけても、狭くて不便を感じてしまっては残念です。自宅と同じように快適で便利な空間で、贅沢な時間を過ごしたいですよね。そんな皆さんにおすすめなのが、設備や内装が一流で広々使える高級キャンピングカーです。本記事では、高級キャンピングカーの価格や種類、特徴について紹介します


高級キャンピングカーの需要は前年比120%!

高級キャンピングカーの需要は前年比120%!近年、高級キャンピングカーへの需要は急速に拡大しており、新車はもちろん中古車やレンタルも人気です。この需要の背後には、豪華な旅行体験と自由な移動の組み合わせに対する顧客の欲求があります

高級キャンピングカーは、一流のベッド、バスルーム、キッチン、エンターテイメントシステムや革新的なテクノロジーなどが完備されています。そのため、休暇や旅行をより快適に、贅沢に過ごすことができます。

さらに、高級キャンピングカーは自由な移動を実現する手段としても魅力的です。目的地やスケジュールに縛られることなく、自分のペースで美しい風景や魅力的な観光地を巡ることができます。また、高級キャンピングカーなら自宅さながらの自宅の快適さとプライバシーを保ちながら移動することが可能です。

日本RV協会から2023年2月に発表された「キャンピングカー白書2023」においても、依然としてキャンピングカーの売上が伸びていることが示されています。
白書によると、2022年の国内のキャンピングカー販売売上は新車・中古車を合算して最高額となる762億円に達したとしています。これは前年比で約120%の推移で、勢いもまだまだ衰えていないことを示しています。
また、17年前と比べると3倍にもなっているとしています。

高級キャンピングカーは車体も大きく車両価格が非常に高額です。そのため、「購入は難しいけど一度だけ乗ってみたい」「購入を検討しているから試しに使ってみたい」という需要も高く、レンタカーとしての利用も人気です。


高級キャンピングカーのタイプ4種類

高級キャンピングカーと言っても、いくつかのタイプがあります。ここでは、4つのタイプをご紹介します。

街乗りもOKな「キャブコン」

キャンピングカー キャブコントラックの荷台などを架装して作られた、大型のキャンピングカーです。トラックなどのキャブオーバー車をベースに作られることが多いことから、キャブコンバージョン、略してキャブコンと呼ばれます。

キャブコンは専用にシェルが作られているため、車高が高く、車内が広々と作られている点が特徴です。中は立って歩くことができ、高級モデルになるとインテリアも上質なもので統一されます。

また、利便性に優れている点も特徴です。比較的小型のキャンピングカーと比べると車内スペースを贅沢に使えることから、エアコンや大容量サブバッテリー、広く使いやすいキッチン、冷蔵庫など、設備が充実しています。ベッドは大きいサイズを備えていることが多く、快適に就寝できます。

キャブコンが合っている人

キャブコンはキャンピングカーの中でも大型の部類に入り、キャンプを快適に過ごすための装備が多く整えられています。そのため、キャンプや釣り、スキーなど、アウトドアを思う存分楽しみたい人におすすめです

次にご紹介するバスコンと比べるとキャブコンは小さいタイプとなり、街中で自由に走れるギリギリのサイズとなります。日常使いには向きませんが、旅行の際には街にも出かけたいという方にもキャブコンが向いています。

マイクロバスベースで走行性能が高い「バスコン」

キャンピングカー バスコンバスコンは、マイクロバスをベースに架装したキャンピングカーです。マイクロバスの外観はそのままに中身だけを架装したものが多く、外から見ると観光バスと勘違いすることもあるかもしれません

バスコンはキャブコンよりさらに大型に作られていることが多く、特に広々と使用できます。車内の導線もしっかり確保されており、家族で乗り込んでも1つの家のように使うことができます。装備の面でキャブコンよりも充実しているというよりは、1つひとつが余裕をもって作られており、高級感のある内装に仕上がっています

バスコンはマイクロバスをベースにしていることから、大きなエンジンやダブルタイヤなどで足回りがしっかりしていることが多いため、走行性能が高い点も特徴です。走行中も揺れが少なく、移動中も快適に過ごすことができます。

バスコンが合っている人

バスコンは車体が大きいため街中を走るには向きませんが、反対に長期間の旅行には向いています。家族と一緒に遠出して長期休暇を楽しみたいという人には、バスコンがおすすめです

自家用車で牽引できる「キャンピングトレーラー」

キャンピングトレーラートレーラータイプのキャンピングカーです。トレーラーのため牽引するためのヘッド車が必要ですが、普段使いの車をそのまま牽引用に使えるというメリットがあります。

キャンピングトレーラーにはさまざまなサイズがあり、750kg未満で牽引免許なしでも運転できるタイプから、まるで家のように広々とした内装のタイプもあります。大型の高級キャンピングトレーラーは特にラグジュアリーに仕上げられており、普段は家の庭に置いて離れとして使うこともできます

キャンピングトレーラーが合っている人

キャンピングトレーラーは走るためにヘッド車が必要という特徴から、すでに自家用車を持っているという人におすすめです。
希望するサイズのトレーラーを十分に牽引できる車なのかについては確認が必要ですが、自家用車をそのまま使えればキャンピングカーを新たに購入するよりも安価でキャンピングトレーラーを購入できます。

キャンピングカーの最高峰!大型の「フルコン・セミフルコン」

キャンピングカー フルコンフルコンとは、すべてをキャンピングカー仕様に改造した車という意味で、ベース車の面影を残さずにすべてをキャンピングカービルダーが製造するタイプです。
ベース車は基本となるフレームとタイヤなどの可動部、エンジン部分だけを残したシャシーを使い、ビルダーはコクピット部分も製造します。このことから、フルコンは大型かつキャンピングカーとしてほぼ1から作られる特徴があり、高級キャンピングカーの最高峰として位置づけられています。

日本ではシャシーのみを残して販売しているメーカーがないため、マイクロバスなどのコクピット部分を残して後部を架装したセミフルコンというタイプが存在します。

フルコン、セミフルコンが合っている人

海外製キャンピングカーの最高峰であるフルコン、国産の最高峰であるセミフルコンは、いずれも車体サイズが大きく、装備や内装が最も充実しています。このことから、家族と一緒に長期旅行を楽しみたい人、生活の主軸をキャンピングカーにも置きたい人に向いています。

なお、フルコン・セミフルコンになると日本の道路での運転や出先での駐車場探しに苦労するケースが増えるため、そのようなデメリットを理解した上で購入できる人向きとも言えます。


高級キャンピングカーの特徴

キャンピングカーの中でも、高級キャンピングカーには以下のような特徴があります。

快適なベッドが備わっている

キャンピングカーのベッドキャンピングカー全体の特徴として、ベッドを備えることで快適な就寝ができるというものがあります。上記にてご紹介した高級キャンピングカーは特に、大きなベッドを備えることで快適さを追求しています

比較的小型のキャンピングカーでもベッドは備えていますが、座席を収納して展開する必要があったり、大人が眠るには少々狭かったりと、最低限の装備になっていることもあります。
一方、高級キャンピングカーであれば常設ベッドタイプが多く、展開や収納の手間がありません。また、広々とした居住スペースを活用し、クイーンサイズのような大きなベッドを備えているモデルもあります。天井の高さを活かして電動プルダウンベッドを備えているモデルもあり、このタイプはリモコン操作でベッドが天井から下りてきます。

家電が充実している

キャンピングカーは家電を積み込むことで利便性を上げ、車内で快適に過ごせることを目指しています。高級キャンピングカーとなると家電の充実度が高く、まるで家の中で過ごしているかのような快適さが味わえます。

代表的なものが、エアコンです。
スペースの制限と、設置コストの高さから比較的小型のキャンピングカーではエアコンを搭載していないことも多いですが、高級キャンピングカーではエンジンを切っても使用できるエアコンを搭載したモデルが多くあります。これにより、夏の暑い時期でも快適に眠れます。
反対に、冬の寒い時期にはFFヒーターが活躍します。FFヒーターはキャンピングカー用の暖房設備で、エンジンを切ったまま車内を温めることができます

他には、冷蔵庫や電子レンジ、シャワールームなど、さまざまな家電や設備が備えられています。高級キャンピングカーは居住スペースに余裕があるため、走行中の固定さえ気をつければコーヒーメーカーなどを自身で持ち込むこともできます
また、スペースに余裕があるため、これらの家電を使うのに必要なサブバッテリーやインバーターもたくさん積み込むことができます。

断熱構造がしっかりしている

車内で過ごす時間が長いキャンピングカーでは外の気温に左右されにくいことは重要です。高級キャンピングカーは空調設備が整っている点に加え車体の断熱構造がしっかりしているため、エアコンやFFヒーターの使用頻度を抑えつつ快適な車内温度を保ちやすくなっています。

別荘のような空間で過ごせる

高級キャンピングカーになれば、内装の豪華さも他のキャンピングカーとは変わってきます。

座席に使われている素材や壁の素材、仕上げ、工夫された照明など、高級キャンピングカーはインテリアにもこだわりがあります。スペースを有効活用するように工夫されているため、まるで別荘に泊まっているかのようにゆったりと使える点も魅力です

キッチンが充実している

高級キャンピングカーでは、キッチンスペースを指す「ギャレー」も充実しています。具体的には、2口以上のコンロ広々と使えるシンク大容量の冷蔵庫、安心して水を使える大容量のタンクなどが挙げられます。
キッチン設備が充実していると、旅行時の料理のレパートリーを増やすことが可能で、より贅沢な旅を楽しめます。

リビングで快適に過ごせる

キャンピングカーのリビングスペース(ダイネット)高級キャンピングカーはリビングスペースを指す「ダイネット」も広々と作られており、大人数でも快適に過ごせます。
複数人で使ってもすれ違いなどで窮屈さを感じることが少なく、テーブルも広々と使えます。特に、長期の旅行になればダイネットで過ごす時間が増えていくため、快適に過ごせることは大きなメリットとなります。

災害に強い

キャンピングカーは生活に必要な機能がある程度搭載されていることから、災害に強いと言われることがあります。
特に「動く家」と表現されることもある高級キャンピングカーであれば、生活に必要な機能性が高いため、災害時にも生活レベルをあまり落とすことなく過ごすことが可能です。
例えば、トイレルームやシャワールームが設置されていれば、災害時に問題となる排泄や入浴を車内で完結することができます。ただし、タンクの容量には限界があるため、水は節約して使う必要があります。
また、普段からキャンピングカーに非常食や一定量の飲料水を積んでおけば、家から物資を持ってこれなくてもある程度カバーできます。


輸入キャンピングカーおすすめランキング

輸入キャンピングカーおすすめランキング
ラグジュアリーな高級キャンピングカーを検討している場合は、国産だけでなく輸入キャンピングカーも要注目です。道路が日本より広い外国産のキャンピングカーは大型のものが多く、内装が豪華なタイプも多く見られます。

キャンピングカーの本場と言えばアメリカという印象がありますが、日本に輸入されてくるキャンピングカーのほとんどはヨーロッパ製です
ヨーロッパ製のキャンピングカーは、広大な土地を走れることから大型のタイプが多く、車内の設備が充実しています。大型とはいっても使用感としては日本と近い部分も多く、日本仕様車として輸入されているタイプもあり、日本においても十分走れると言えます。

ヨーロッパはキャンピングカーの文化が発達しているため、外装の技術や内装の作りもクオリティが高く、便利に使用できます。

また、デザイン性が優れている点も特徴です。
ヨーロッパの多くの地域ではキャンピングカーを購入する際に女性の意見が強いことが多く、デザイン性が優れていないとなかなか買ってもらえないという事情があります。
そのため、細かいところまで配慮が行き届いたデザインのモデルが多く、見た目や内装を重視したいという方にもおすすめです。

以下では、ヨーロッパ製の高級キャンピングカーの中でもおすすめの3台をご紹介します。

おしゃれなインテリア、右ハンドルで快適なバンコン「LIVINGSTONE 5」(ローラーチーム)

LIVINGSTONE 5は、イタリアのキャンピングカービルダーであるローラーチームが手掛けている高級キャンピングカーです。キャブコンのように専用のシェルを架装せず、車内だけを架装したバンコンタイプですが、日本のバンコンに比べると大きい車体となっています。
乗車定員は4人、就寝定員は4人と子ども1人で車内は広々と使えるようデザインされています。白を基調としたインテリアや間接照明などで快適な空間を演出している点も魅力です。

LIVINGSTONE 5は、フジカーズジャパンが正規代理店として取り扱っています。日本での使用を想定し、右ハンドルに改良されたJエディションとなっています

LIVINGSTONE 5について詳しくはこちら

全長7mで広々使えるキャブコン「ZEFIRO 285TL」(ローラーチーム)

ZEFIRO 285TLは、同じくローラーチームが手掛けている高級キャンピングカーです。大型のキャブコンで全長が7m近いという、日本ではなかなか見られない大きさとなっています
イタリアならではの上質なインテリアや余裕のある広い居住スペースが魅力で、電動プルダウンを備えるなど快適性も追求されています。

ZEFIRO 285TLについて詳しくはこちら

就寝人数7人、設備も充実の「エースワン 510CDL Jエディション」(エースキャラバンズ)

エースワン 510CDL Jエディションは、スペインに拠点を構えるビルダー「エースキャラバンズ」が手掛ける高級キャンピングトレーラーです。牽引免許が必要な大きなトレーラーで、7人まで就寝できます。
ガスコンロやシンク、冷蔵庫、サブバッテリー、外部充電器などが標準で搭載されており、使い勝手も抜群です。冬に多く使用するならFFヒーターを装備可能など、オプションも充実しています。

エースワン 510CDL Jエディションについて詳しくはこちら


3億円超えも!海外の巨大な高級キャンピングカー

上記では日本でも走行可能な輸入キャンピングカーについてご紹介しましたが、広大な土地を持つ地域では日本の公道は走れないような巨大なキャンピングカーも走っています。
中には億を超えるような高級モデルもあり、アメリカやオーストラリアでは想像を絶する大きさのキャンピングカーが存在します。

例えば、ドイツのビルダーであるVolkner Mobilが提供している「Performance Perfection」は、車体下部にフェラーリやポルシェなどを収納して走れるほど巨大な高級キャンピングカーです。
外装は巨大なバスのような見た目で、内装は高級ホテルのスイートルームかと思うほど広く豪華に仕上がっています。

また、オーストラリアのビルダーであるMARCHI MOBILEが手掛ける「eleMMent palazzo Superior」は世界最高額だと言われており、なんと約3億円
ただでさえ巨大な車体はスライド機構により拡張され、停車時には要塞を思わせるほどの広さを誇る高級キャンピングカーです。宇宙船を思わせるような近未来な外装も特徴です。


高級キャンピングカーの価格とは?

高級キャンピングカーの価格は、主に以下の項目によって大きく変わります。

1、ブランドとメーカー:有名な高級車メーカーや専門のキャンピングカーブランドは、一般的に高級な価格帯で販売されています。高級車メーカーで有名なベンツからは、2000万円超えの高級キャンピングカーも販売されています。

ベンツのキャンピングカーについては下記のコラムで詳しくご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
「ベンツのキャンピングカーは高級?特徴や魅力、値段についてご紹介」

2、サイズと設備:大型で広々とした高級キャンピングカーや、豪華な設備や最新のテクノロジーを備えたモデルは、価格が高くなる傾向があります。

3、カスタマイズとオプション:個別のカスタマイズや追加オプションを選択することで、価格はさらに上昇することがあります。

4、使用される素材と品質:高級キャンピングカーでは、高品質の素材や仕上げが使用されるため、価格に反映されます。

一般的に、高級キャンピングカーの価格は数百万円から数千万円に及ぶことがあります。ただし、価格は個々の車両によって異なるため、具体的な価格についてはメーカーやディーラーに問い合わせにて確認してみてください。
高級キャンピングカーの価格は高いですが、その価値に見合った快適さ、豪華さ、そして独自の旅の体験を提供してくれます。


高級キャンピングカーならラグジュアリーで快適な旅が叶う

今回は、富裕層に向けた高級キャンピングカーについてご紹介しました。
高級キャンピングカーはまるで家の中で過ごすかのような設備が整っており、別荘としても申し分ない高級感のある内装が魅力です。自分や家族だけの空間で外出や長期旅行を楽しめるので、ぜひご検討ください。

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