最高の1台に出会おう!キャンピングカーの選び方まとめ

キャンピングカーコラム

最高の1台に出会おう!キャンピングカーの選び方まとめ


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アウトドア人気が高まる中で、生産台数を伸ばし続けているのがキャンピングカーです。快適な車中泊のできるキャンピングカーですが、多くの種類があり、選び方を間違えると宝の持ち腐れになることもあります。今回は、「誰と楽しむのか」「何をしたいのか」の2点の切り口からキャンピングカーの選び方を詳しくご紹介します。


キャンピングカーは選び方次第で宝物にも置物にもなる

車の中に家具やエアコンなどの装備を積み込むことで快適な車中泊を実現できるキャンピングカーは、キャンプ場でのキャンプはもちろん、スキー旅行や温泉旅行、観光地を巡る長期旅行など、さまざまな楽しみ方があります。その魅力は着々と広まっており、日本RV協会の調査によると、2005年から2018年までキャンピングカーの保有台数は右肩上がりで増え続けています。

出典:日本RV協会

このようにキャンピングカーライフを満喫している人が多くいる一方、高い買い物をしたのにあまり使わずに後悔しているという声も一定数聞かれます。キャンピングカーには多くの種類があり、アウトドアが好きと言っても、どんなスタイルで使用するかによって合うキャンピングカーは異なるのです。

キャンピングカーを駐車場の置物にせず、長く大切に遊び倒せる宝物にするためにも、以下の選び方をぜひ参考にしてみてください。


誰と楽しむのかで選ぶ

キャンピングカーは車内に家具などを積んで居住スペースを作っている点が特徴ですが、大きな車体を選ぶほどに居住スペースも広くなって快適さが増す一方、道路での取り回しは難しくコストも増していきます。「誰と楽しみたいか」を考えることで、ちょうどいいサイズのキャンピングカーを見つけることができます。

1人で楽しみたい

アウトドアが趣味、これからアウトドアに挑戦したいという方の中には、1人で行動するのが好きという方も多いのではないでしょうか。大型車のイメージのあるキャンピングカーですが、軽自動車をベースにした軽キャンパーという種類もあり、近年は多くのビルダーが趣向を凝らした軽キャンパーをリリースしています。

軽キャンパーの多くは就寝人数が2~3人と、大人数で利用するのには向きませんが、1人で使う分には広々としたスペースを活用できます。釣り道具を収納するのに特化したモデルなど、趣味の内容に合わせて選びやすいのも特徴です

気の合う友人たちで楽しみたい

数人の友人たちと一緒にアウトドアを楽しみたい場合は、軽キャンパーだと手狭であることが多いため、バンをベースにしたバンコンがおすすめです。バンコンは軽キャンパーよりも多くの人数で乗ることができ、荷物も多く積むことができます。大型車と言っても普通の道路の走行や駐車場で困ることはほとんどないため、取り回しの点でも使いやすいでしょう

人数が多くなるのであれば、トラックの荷台を架装して作ったキャブコンもおすすめです。キャブコンであれば、就寝人数の多いモデルが多く、立って過ごせる広い車内でワイワイと楽しく過ごすことができます。ただし、車体が大きくて普段使いには難しいなどのデメリットがあるので、テント泊をする仲間がいる場合はバンコンに抑えるなどよく吟味することが大切です。

家族で楽しみたい

子どもたちにアウトドア体験をたくさんさせたいといった場合には、アウトドアの楽しさをたくさん詰め込めるキャブコンがおすすめです。快適に過ごせるキャブコンがあれば小さな子どもでもアウトドアに参加しやすく、かけがえのない思い出をたくさん作ることができます。

普段使いにもしたい、子どもが大きくなったら夫婦だけでも使いたいといった場合には、バンコンも良い選択肢となります。キャブコンだと夫婦だけになったときに持て余してしまうこともあるため、バンコンがちょうど良いサイズだという家族も多くいらっしゃいます。


キャンピングカーで何をしたいのかで選ぶ

キャンピングカーは使用する人数だけでなく、どんなことに使いたいかによっても適したモデルが変わります。はっきりと目的が決まっている場合はもちろん、なんとなくキャンピングカーが欲しいという場合にも用途を考えることは大切です。

観光地を巡りたい

キャンプやスキーなどのアウトドアに特に興味があるわけではなく、あちこちの観光地を巡る旅行が好きという場合にもキャンピングカーは役に立ちます。ホテルに泊まるとなるとホテルのある街に行かなければなりませんが、キャンピングカーであればRVパークやオートキャンプ場なども選択肢となり、泊まれる場所が広がります。すると旅行の自由度が広がるので、限られた日数でも多くの観光地を巡って楽しむことが可能です。

観光地を目的とするなら、乗車する人数も考慮しつつ、十分な広さで伸び伸びと過ごせるモデルを選ぶのがおすすめです。ホテルではなくキャンピングカーで寝泊まりすることになるので、就寝人数ギリギリのモデルを使うと手狭に感じてしまうこともあります。例えばキャブコンなら立ったまま車内で過ごすことができるので、ホテルの1室のようにくつろぐことが可能です。

キャンプやスキーなどを楽しみたい

キャンピングカーは快適に車中泊ができる点が魅力ですが、テントを使ったキャンプに繰り出す際にも便利です。荷物を多く積めるのでキャンプ道具をあれこれ持ち込むことができる他、テント泊をしたい人とテント泊はしたくない人が一緒にキャンプ場へ行ってアウトドアを楽しむこともできます。キャンピングカーの中にはオプションでタープをつけてキャンプ場でバーベキューをするなど、キャンプの楽しさを加速させる機能を積んだモデルがたくさんあるので、使いたい機能で選ぶのもおすすめです。

スキーなど冬のレジャーに出かける際にも、キャンピングカーは役に立ちます。スキー道具を積み込むのに広い収納スペースが活躍する他、FFヒーターを搭載すればエンジンを切った状態でも車内を暖かく保てるため、冬のレジャーが一気に快適になります。冬に雪の積もる場所へ出かける際は、毎年新しいスタッドレスタイヤを付け替えることが重要。過酷な山道も通るような使い方をする際は、4WDのモデルを選ぶなど走行性能にも着目して選びましょう

普段の仕事や買い物にも使いたい

普段の生活にも車が必要という場合は、大型のキャブコンではなくバンコンか軽キャンパーを選ぶのがおすすめです。キャブコンは横幅も全長も長いため、街の中を走ることには向いていません。まったく使えないわけではありませんが、小さい車を使う場合と比べると運転にストレスを感じることが増えるでしょう。また、車体が大きいゆえに駐車場の確保にも苦労する可能性があります。遊ぶときだけ乗る場合は少し遠くてもキャンピングカー専用駐車場に停めれば良いですが、普段使いには適していません。見た目も「いかにもキャンピングカー」という風で、変に目立ってしまうことを考慮する必要があります。

バンコンか軽キャンパーであれば、外見からはキャンピングカーだとほとんど分からず、道路や駐車場で苦労することも少ないため普段使いに適しています。1台を生活でも遊びでも使う場合は、使い勝手と機能性をよく吟味し、ちょうど良いキャンピングカーを選ぶようにしましょう。

どのようなレジャーに出かけたいかにもよりますが、トレーラータイプのキャンピングトレーラーを購入するという選択肢もあります。キャンピングトレーラーであれば居住スペースがトレーラーなので、普段は切り離して乗用車で生活し、遊びに行くときだけ牽引するという使い方が可能です


タイプごとの選び方をご紹介

ここまでの選び方からある程度のタイプを絞り込めたら、そこからさらに自身に合ったモデルを探していきましょう。
ここからは、絞り込み方の例をタイプ別にご紹介します。

軽キャンパー

少人数での利用に適し、日常生活でも乗り回しやすい軽キャンパーには、実にさまざまなタイプがあります。例えば、さらに大きいバンコンの機能をぎゅっとコンパクトにまとめたタイプがあれば、1つの用途に特化したタイプもあります

1人~2人程度の利用を想定していて、キャンピングカーとしては日常使いも含めて広く使いたい場合は、機能性をぎゅっとまとめたタイプを探すと良いでしょう。
一方、釣りやスキーなど目的がある程度定まっている場合は、尖ったコンセプトの軽キャンパーも多いので、工夫を凝らしたモデルから探してみてください。

バンコン

キャンピングカーとしては小さくも大きくもなく、機能性と使い勝手のバランスが良いバンコンですが、商用バンをベースにしていることから乗用車よりは大型であることがほとんどです。
そのため、バンコンタイプから選ぶ場合は、自身の使い方に合うサイズから絞り込んでみましょう。

例えばバンコンのベース車の中でも、トヨタ・ハイエースの「スーパーロングキャンパー専用車」は全長・全幅・全高ともにかなりの大型で、街中で走るとある程度の威圧感があります。居住スペースは広々と使いやすく、歩きやすいことが多いため、高い機能性を求めたい場合に適しています。
そのほかにも、トヨタ・ライトエースや日産・NV200バネットといった小さめの商用バンをベースにしたバンコンもあり、これらはミニバンと変わらないサイズ感で街中に溶け込みます。利用人数が多くなく、普段の買い物にも使いたいといった場合には小型のバンコンが便利でしょう。

キャブコン

キャブコンは、専用のシェルを架装した、小さい家のような使い勝手のよいキャンピングカーです。各モデルによって「ここが目玉」というポイントがあるため、欲しい機能、譲れない機能に優先順位を付けて選ぶと良いでしょう。

例えば、コンロが2口付いている・シンクが広く貯水タンクが大きい・容量の大きい冷蔵庫が付いているなど、ギャレー(キッチンスペース)が充実しているモデルがあります。キャンプご飯を楽しむことが多い場合には、こういったモデルが適しています。

他には、ベッドがすべて常設で、座席が多いというよりは通路が歩きやすく、細かい収納スペースが豊富なモデルがあります。セカンドライフに夫婦でまったりとキャンピングカー旅を楽しみたいといった場合は、このような楽に使えるモデルが便利です。

キャンピングトレーラー

キャンピングトレーラーにはさまざまなサイズのモデルがあり、用途に合わせて広い選択肢があります。就寝人数目安が2名ほどの小さいモデルもあれば、日本の公道でギリギリ走れるような巨大なモデルもあり、買った後に存分に使えるのか慎重に検討するのがおすすめです。
また、キャンピングトレーラーはほとんどが海外製のモデルとなるため、国産のキャンピングカーとは維持の仕方が異なります。故障した際にはどうすれば良いのか、パーツはどこで買えるのかなど、事前によく調べ、これなら十分に乗り回して楽しめると思えるモデルに絞り込んでいきましょう


買って良かったと思えるキャンピングカーに出会うために

せっかくキャンピングカーを買うのであれば、飽きずに長く乗り回せるモデルを選ぶのがベストです。例えば多くのキャンピングカーが集うキャンピングカーショーに行くと、リーズナブルなのにそこそこ機能的な軽キャンパーやラグジュアリーなキャブコンの良さに目を奪われるかもしれませんが、それぞれのモデルの特徴と自身の使い方をよく考えてぴったりのキャンピングカーを選んでみてください。

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