キャンピングカーは自作できる?DIYのポイントと注意点

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キャンピングカーは自作できる?DIYのポイントと注意点


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キャンピングカーは自作できる?DIYのポイントと注意点車中泊は、自分たちでテントを張る本格的なキャンプに比べて、少しの荷物だけでアウトドアを手軽に楽しめることもあり、近年ブームになっています。
過ごし方の自由度も高いので、新たな旅の楽しみ方として今後ますます人気が高まりそうなスタイルです。

レンタルしたキャンピングカーで何度か車中泊を経験し、「せっかくなら自分の車をDIY(自作)してみたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。
キャンピングカーのDIYは、決して不可能なわけではありません。ですが、内容によって難易度も費用もピンキリなので、注意が必要です。

今回の記事では、キャンピングカーをDIYするメリット・デメリット、適した車種、費用相場、DIYしやすい内装などについて紹介します。
「興味がある!」という人は、ぜひ目を通して下さいね。


キャンピングカーのDIY(自作)はできる?できない?

キャンピングカーのDIY(自作)は、結論から言えば「できます」
ですが、「DIY」と「キャンピングカーの専門業者である「ビルダー」への依頼」はどちらがおすすめかと言えば、後者です。

初めてキャンピングカーを購入する場合は、できるだけビルダーによく相談しながら製作・購入することをおすすめします。通常車とは異なる注意点も多いので、専門業者のアドバイスがより大切になります。

ある程度DIYに自信がある場合は、ぜひキャンピングカー作りにも挑戦してみて下さい。
最初は内装からスタートし、少しずつ経験を積んでから、バンベースやトラックベースなどに挑戦することをおすすめします。


【1】キャンピングカーのDIY(自作)はどんな流れ?

キャンピングカーをDIY(自作)する際は、下記のような流れが一般的です。

(1)ベースとなる車両を選ぶ
(2)欲しい設備やアクセサリーを考える
(3)作業道具や資材を購入する
(4)DIYを開始する

この中で最も大切なのは、(1)の「ベースとなる車両を選ぶ」ことです。サイズや費用などのほかに、搭載できる設備やアクセサリーも車両によって異なります

ちなみにベースの車両選びが重要になるのは、ビルダーから購入する場合も同じです。「この車で車中泊したい」と思える車種を見つけたら、ぜひ細かくチェックしてみましょう。


【2】キャンピングカーのDIY(自作)におすすめの車両は?

キャンピングカーのDIY(自作)におすすめの車両について、初級者・中級・上級者向けの3段階に分けて紹介します。

最初にDIYをするのにおすすめ!「軽自動車ベース」

軽自動車をベースにしたキャンピングカーは、DIY(自作)だけではなく、初めてビルダーから購入する場合にもおすすめです。
「大人数で乗る」と決めている場合は別ですが、1~3人での車中泊を考えている場合は、車両購入費・維持費ともに安く、運転もしやすい軽自動車をぜひ検討してみて下さい
車中泊で楽しめるアクセサリーが豊富なモデルが多いので、キャンピングカーにとても適しています。

また、軽自動車ベースの場合、DIYは基本的に内装だけでOKなので、初心者でも挑戦しやすいこともメリットです。

広さを確保でき運転もしやすい「バンベース」

自家用車や業務用としてよく使われている車種は、キャンピングカーでも同じく人気があります。人気のある主なバンベースの車種は、ハイエース(トヨタ)、キャラバン(日産)、フリード(HONDA)、ボンゴバン(MAZDA)などです。

バンがベースになったキャンピングカーの最大のメリットは、広さです。乗車定員が5~8人、就寝定員が3~6人で、楽に過ごすことができます。子ども連れや友人たちとの利用を考えている場合は、バンがおすすめです。

居住部分が広いので、キッチンや洗面台を作るカーオーナーもたくさんいます。水回りの設備が充実していると、子どもやペットと一緒に車中泊する際に特に便利です。
水回りや電気系統をDIYで製作することもできますが、非常に難しく、専門知識が必要なため、おすすめできません。
バンベースの車両でDIYを行う場合は、水回り等の設備があらかじめついているキャンピングカーを購入し、家具類やインテリアなどの内装を自分仕様にすることをおすすめします。

上級者向けの「トラックベース」

トラックをベースにしたキャンピングカーは、一般的に「トラキャン」と呼ばれています。トラックの荷台に居住部分(キャンピングカーシェル)を搭載します。

トラキャンのメリットは、自由度が非常に高いことです。また、軽自動車やバンベースよりも天井が高く、楽に過ごせる空間を作れます。居住部分を荷台から取り外して降ろせるので、普段は業務用として使うこともできます。
デメリットは、走行中に居住部分へ移動できない・乗れない、重量によっては足回りの強化が必要になる、などです。

DIYの場合は、骨組みや壁といった土台や基礎部分からしっかりと作り上げる必要があります。また、旅先で悪天候に見舞われても安心して車内で過ごせる気密性や、長距離を走行できる頑丈さも重要です。
軽自動車やバンがベースになっている車両には最初からある安全性やセキュリティを自分で作らなければなりません。
そのため、すでにDIYし慣れている、道具を使い慣れている、車に詳しい、気長に時間をかけられる、といった人におすすめです。

「まだDIYにそこまでの自信がない」という人は、軽自動車やバンベースの内装から始めることをおすすめします。


【3】キャンピングカーのDIY(自作)にかかる金額の平均は?

キャンピングカーのDIY(自作)にかかる金額は、内装に10万~30万円前後というのが一般的です。ホームセンターで販売している角材や板を使用し、バンの内装を行った場合の目安です。

ですが、カーオーナーはそれぞれこだわりが異なるので、DIYの費用もピンキリです。
安さにこだわる場合は、格安の中古車両+廃材・パレットなどでも製作できます。
自分の理想に近づけるために上質な木材や塗料などを使用すれば、金額はかなり高額になります。

また、DIYができる場所を所有していない場合はスペースを借りる必要もあります。特にトラックベースの場合は、それも考慮しておきましょう。


【4】キャンピングカーのDIY(自作)に必要な道具は?

キャンピングカーのDIY(自作)に必要な道具は?キャンピングカーのDIY(自作)は、基本的には「切る」「固定する」道具があれば可能です。

ノコギリ:木材はホームセンターで切ってもらうこともできます。
ジグソー:直線と曲線を自由にカットできます。さらにパワーのある工具が欲しい場合は丸ノコがおすすめです。
インパクトドライバー:木材の穴開けや、ネジを締めたり緩めたりなど、幅広く使える必須の道具です。
サンダー:木材をヤスリがけする際に使用します。見た目・安全性ともに向上させてくれます。

DIYに使う道具はあまりなじみがないことが一般的です。そのため、まずはホームセンターで実際に試してみて、商品を決めたら通販で購入することをおすすめします。


【5】キャンピングカーのDIY(自作)におすすめなのはテーブルとベッド

キャンピングカーの内装をDIY(自作)する場合におすすめの家具類は、テーブルとベッドです。
キャンピングカー用のテーブルもベッドも、数多くのDIY動画がYouTubeにアップされています。まずは楽しみながら色々と観てみて、自分の車に合うものを見つけて下さいね。

テーブル

テーブルは、天板、4本の脚、そして釘やネジの留め具だけで完成するのでおすすめです。
また、現役カーオーナーに人気の折り畳み式なら、天板を折り畳み用の金具で留めれば完成します。簡単で収納もしやすいので、ぜひ検討してみて下さい。

ベッド兼ソファ

ベッドをDIYする際の注意点は、サイズです。居住部分にどの程度までなら入るのかを、細かく測っておきましょう。日中はソファにしたり、ベッド下を収納スペースにしたりと、カーオーナーのアイディアが数多く動画やブログなどで観られるので、ぜひ参考にしてみて下さい。


まとめ:キャンピングカーのDIY(自作)はまずは内装から!

今回の記事で紹介したように、キャンピングカーのDIY(自作)は可能です。ですが、部分や車種によって難易度も費用も大きく異なるので、注意しましょう

ほとんどDIYをしたことがない場合は、まずは軽自動車でコツを掴み、それから通常サイズのバンベースやワゴンベースの車両作りに挑戦することをおすすめします。

キャンピングカーは、自分の趣味に合った内外装も大切ですが、それ以上に強度や防水、防犯といった「安全面」も重要です。
キャンピングカーは、旅先で快適に過ごすための大切な相棒です。焦らずにゆっくりと、自分に合ったレベルから始めてゆきましょう。キャンピングカーを購入して少しずつカスタマイズしていくのもおすすめです。中古のキャンピングカーなら比較的購入費用も安くなりますので、自分好みのキャンピングカーを探してみてくださいね。

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