キャンピングカーのマットレス選び完全ガイド|サイズ・厚さ・硬さ・結露対策のポイント

キャンピングカーコラム

キャンピングカーのマットレス選び完全ガイド|サイズ・厚さ・硬さ・結露対策のポイント


カテゴリー:
タグ:

キャンピングカーのマットレス選び完全ガイド|サイズ・厚さ・硬さ・結露対策のポイントキャンピングカーで快適に宿泊するにはマットレスが重要です。体に合っていないマットレスだと安眠できないのはもちろんのこと、腰痛や肩こりなどの原因になるケースもあります。
本記事では、キャンピングカーで使用するマットレスの選び方を解説します。キャンピングカーの購入を検討している方はもちろんのこと、現在キャンピングカーで使っているマットレスの買い替えを考えている方も参考にしてください。


キャンピングカーに使われるマットレスとは?

キャンピングカーのマットレスの入手方法は主に以下の2通りがあります。

  • キャンピングカーのオプションとして付けてもらう
  • 自分で別途購入する

キャンピングカーを購入する際、マットレスはオプションです。ビルダーに相談すれば、ベッドにピッタリ合ったサイズのマットレスを用意してくれます。ただし、ビルダーによっては高額になる場合もあるため、予算が合わずにあきらめる方もいるでしょう。

キャンピングカーに設置してあるベッドスペースは、家庭用ベッドと比べてサイズや形状が特殊な場合もありますが、マットレスを使用する点では大きな差はありません。お手頃価格でマットレスを購入したい方や、自分に合ったマットレスをいろいろと試したい方には、自分で設置することをおすすめします。


キャンピングカーで使うマットレスの選び方

一口にマットレスといってもいろいろな種類があります。ここでは、キャンピングカーで使いやすいマットレスを選ぶポイントを紹介します。

キャンピングカーで利用しやすいマットレスの種類を把握しよう

キャンピングカーで利用しやすいマットレスは、以下のようなものが挙げられます。

  • 収納しやすい:三つ折りや、2〜3つに分割できるタイプだと収納しやすい
  • 一定の厚みがある:5cm以上がおすすめ(ベッドの堅さを軽減)
  • 一定の硬さがある:中~高反発がおすすめ

キャンピングカーのベッドは、走行時にたたむタイプのものも多いです。折りたたみや分割できないマットレスだと、収納場所に困りがちです。また、マットレスは一定の厚みがあり、中~高反発のものがおすすめです。低反発のマットレスは体を包み込んでくれるような柔らかさが魅力的ですが、夏は熱がこもりやすく暑く感じやすいといった意見も聞かれます。

下記の記事では、キャンピングカーのベッドの種類について詳しく解説しているので、自分に合った眠り心地のベッドを探したい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
眠り心地を選ぼう!キャンピングカーベッドの種類と走行時の注意点

エアーマットのメリット・デメリット

車中泊にはエアーマットを利用する方も多いです。エアーマットは収納時に薄くてコンパクトになり、比較的安価で、必要な時に空気を入れて膨らませるだけで使えます。

空気を抜いてしまえば、一般的な乗用車やバンでも収納場所に困らないサイズまでたためます。しかし、エアーマットは空気を入れても一般的なマットレスに比べると厚みが足りず、寝心地は劣る傾向にあります。

車内が狭い場合は仕方ないかもしれませんが、一定の居住スペースが確保されているキャンピングカーではエアーマットを利用するメリットはあまりありません。非常用に設置しておくなら別ですが、普段使いにはおすすめできません。

可能ならば、一般的なマットレスを選択しましょう。

通気性の良い素材がおすすめ

マットレスは、通気性が良く防ダニ・防カビ加工がされているものがおすすめです。キャンピングカーの使用頻度は持ち主によって異なります。毎週のように使う方もいれば、年に2〜3度利用するだけの方もいるでしょう。

マットレスを車内に長期間収納しっぱなしにしていると、どうしても湿気によってカビが発生したりダニが繁殖したりする可能性が高まります。
通気性が良く、防カビ・防ダニ加工をしている製品ならば、お手入れ頻度が少なくてもベストなコンディションを保てます。
それでも、使用後や梅雨明け後などは、マットレスを車外に出して陰干しするなどのお手入れをおすすめします。


意外と忘れがち?キャンピングカーの結露対策

意外と忘れがち?キャンピングカーの結露対策マットレスによる快適な睡眠が特に重要になるのは、夏よりも冬かもしれません。特に、冬に標高の高い場所や寒冷地で車中泊をすると、車内と車外の温度差によって結露が発生しがちです。
結露をそのままにしておくと、車内の湿度が高まりマットレスにカビが生えやすくなるほか、家電の故障につながる恐れもあります。

ここでは、マットレスを長持ちさせるためにも効果的なキャンピングカーの結露対策も紹介します。

結露が発生しやすい時期とは?

キャンピングカーの結露が発生しやすい時期は秋から冬です。秋は行楽シーズンなので、キャンピングカーを利用して車中泊を楽しむ方も増えます。近年は10月、11月でも気温が下がりにくい傾向にありますが、それでも標高が高い場所や寒冷地だと夜になると温度が下がります。

近年のキャンピングカーは電気ストーブや家庭用エアコンなど暖房器具が設置されているモデルも多いです。暖房器具を使わなくても、乗車している人数や人間の呼気によっても車内と車外の気温差が大きくなり、結露が発生します。

結露を抑えるおすすめのグッズ

結露が発生したらこまめに拭き取る方法もありますが、結露が最も発生しやすいのは深夜から早朝にかけてです。そのため、朝起きたら窓一面に結露がびっしりついているケースも珍しくありません。
結露の発生を予防したい場合は、以下のグッズの利用がおすすめです。

  • 除湿剤
  • サンシェード
  • 結露吸水テープ

例えば、除湿剤とサンシェードを併用すると結露の発生や、結露が発生しても車内の湿度が高まるのを防げます。また、結露の発生を完全に防ぐのは難しいですが、結露取りワイパーを利用すると、雑巾やタオルで結露を拭き取るよりも効率よく、きれいに水分を取り除けます。


キャンピングカーのマットレスを選ぶ手順

最後にキャンピングカーのマットレスを選ぶ手順を紹介します。
市販のマットレスをキャンピングカーで使用したい方やマットレスの買い替えを検討している方は参考にしてください。

キャンピングカーのベッドサイズを測定する

マットレスは、シングル・ダブル・クイーン・キング等のサイズがあります。まずはキャンピングカーのベッドサイズを測り、最適なマットレスのサイズを把握しましょう。マットレスは小さすぎても大きすぎても使いにくいため、できるだけベッドのサイズに合せたものを選ぶことが重要です。

なお、車中泊を快適にするアイテムのひとつに「ベッドキット」があります。これを使えば快適に眠れるだけでなく、ワンボックスカーやバンの荷台を有効活用できるという利点もあります。下記の記事で、ベッドキットについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ベッドキットとは?キャンピングカーとの違いやメリット・デメリット

マットレスはカバー付きの製品を買うとお手入れが簡単

マットレスは、カバーが取り付けられる(または着脱可能な)ものを購入するとお手入れが楽です。キャンピングカーで車中泊をする場合、マットレスの上に直接寝る方もいるでしょう。気候が良い時期でも寝汗などでマットレスは汚れます。カバーがあれば、洗濯など車中泊後のお手入れも楽です。カバーが付属していない製品でも、市販のベッドシーツやマットレスカバーが利用できる製品ならば問題ありません。

収納のしやすい商品を選ぶ

三つ折りやパーツごとに分解できる商品のほうが収納が楽です。法律上走行中はベッドスペースに座ったり横になったりして移動できません。二段ベッドの上などにコンパクトに収納できるものを選びましょう。


まとめ

本記事では、キャンピングカーで利用するマットレスの選び方を紹介しました。「車中泊ならば寝袋で十分」といった意見もありますが、長期間の車中泊を行うならば、快適な睡眠は重要です。厚さ5cm程度の中〜高反発(または自分に合った硬さの)マットレスを使用して車中泊を行えば、自宅同様の快適な睡眠に近づけるでしょう。

フジカーズジャパンは、キャンピングカーの製造と、新車・中古車の販売を行っています。
国内市場ではトップクラスのシェアを占め、全国で常時約2200台規模のキャンピングカーを展示しています。
また、キャンピングカーのレンタル時には、オプションで寝具などのグッズの貸し出しも行っています。キャンピングカーのご相談はお気軽にお近くの販売店にご連絡ください。

日本最大級のキャンピングカー在庫数!新車・中古車・高級車のキャンピングカーを多数ラインナップ。オプション、製造、メンテナンスまでトータルサポートしています。





コラム一覧へ戻る

ページのトップへ