賢く選んで便利に使おう!キャンピングカーの冷蔵庫選び

キャンピングカーコラム

賢く選んで便利に使おう!キャンピングカーの冷蔵庫選び


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動く家とも表現されるキャンピングカーは、車内でさまざまな電化製品を使える点が大きな特徴です。その中でも、特に暑い時期のキャンプに活躍するのが冷蔵庫で、冷たい飲み物やキャンプ場で調理する食材などを冷やしておくことができます。
今回は、キャンピングカーに設置できる冷蔵庫の種類や選び方、使用時のポイントについてご紹介します。


キャンピングカーの冷蔵庫は大きく分けて3種類ある

多くのキャンピングカーには純正、あるいはオプションでサブバッテリーが搭載されており、エンジンによる発電ができる走行中はもちろん、エンジンを切っていても冷蔵庫などの家電を使うことができます。キャンピングカーで使用することのできる冷蔵庫は、以下の3つの種類です。

家庭用と同じ『気化圧縮式』

キャンピングカーのような限られた空間でも、家庭用と同じ気化圧縮式の冷蔵庫が使われることがあります。大型のキャンピングカーであれば家庭用の大きなサイズを搭載することもありますが、小型や中型のキャンピングカーの場合は同じ気化圧縮式でも小型のタイプが選ばれます。

気化圧縮式はコンプレッサーを搭載し、冷媒となるガスの圧縮・減圧を繰り返すことで庫内を冷やす仕組みです。3つのタイプの中では、最も冷却効率が高い冷蔵庫だと言えます。

近年の冷蔵庫は静音性が上がってきましたが、コンプレッサーを動かすのはモーターですので、閉鎖空間であるキャンピングカー内で使用すると就寝時には音が気になるかもしれません

冷却効率は弱いが静かな『電子式』

ペルチェ効果を利用して冷却を行うのが、電子式の冷蔵庫です。ペルチェ効果とは、2つの半導体を電極でつないで電流を流すと、片方では吸熱してもう片方では放熱するという現象です。この効果を利用して、冷蔵庫内の熱を吸収し、外へ放熱することで冷却効果を得ます。

仕組みがシンプルでモーターのような稼動部もないため、駆動音がなく非常に静かなのが特徴です。また、他のタイプの冷蔵庫に比べて安価というメリットもあります。

一方で冷却効果は弱めとなっているため、電子式の冷蔵庫を使う際は家の冷蔵庫よりも冷えないという意識で使うことが大切です。

アンモニアを利用した『吸熱式』

アンモニアを加熱させることで気化させ、その際の気化熱で冷却を行うのが吸熱式の冷蔵庫です。気化熱とは、液体が蒸発するときに周りから吸収していく熱のことで、水を地面に撒くことで涼しい気分になろうという打ち水もこの気化熱の効果を利用しています。

吸熱式ではアンモニアを温める必要がありますが、ガスを使って温める方法、電気を使って温める方法があります。製品としては12VのDC電源のみを使う1Wayタイプ、ガスと100VのAC電源を使い分ける2Wayタイプ、ガス・AC電源・DC電源を使い分ける3Wayタイプがあり、日本では1Wayタイプが主流です。日本のキャンピングカーでは旅行中に外部電源を得るケースはあまり想定しておらず、サブバッテリーのDC電源から給電することを想定しているためです。

吸熱式の冷蔵庫はさまざまなサイズがあり、電子式よりは音が出ますが気化圧縮式よりは静かという特徴があります


キャンピングカーの冷蔵庫を選ぶときの5つポイント

上記にてご紹介したように3種類の冷蔵庫があり、サイズにもさまざまな選択肢がありますが、キャンピングカーをどのように使うかによって適した冷蔵庫は変わります。ここでは、冷蔵庫選びで参考にして欲しい5つのポイントをご紹介します。

冷蔵庫がどれくらい冷えるか確認する

冷蔵庫の冷え具合は、食材などを冷やしておく上で重要です。
冷凍食材を運びたい、キャンプ場へ氷を持って行きたいという場合はよく冷える気化圧縮式が適しています。一方で、電子式は比較的冷えにくいとされていますが、家で冷やしたものをキャンプ場へ運ぶだけなら十分だという場合もあります。
製品によっても性能が変わるので、よく確認しましょう。

設置場所をどうするか考える

キャンピングカー用の冷蔵庫は、大型のキャブコンタイプになると最初から備え付けで固定されている場合もありますが、バンコンや軽キャンパーに後から取り入れる場合はベルトなどで固定することになります。

限られたスペースのキャンピングカーでは、冷蔵庫をどこに置くかというのも重要です。キャンピングカーごとに冷蔵庫のサイズも限られてくるので、バランスを考えて選ぶようにしましょう。

どのような用途で使うかを明確にする

夏のキャンプが多く、ビールなどの飲み物や傷みやすい食材を多く運びたいという場合は、大型の気化圧縮式冷蔵庫が適しているでしょう。食事がメインではなく、ちょっとした食料や旅先で買ったものを一時的に入れておくといった使い方なら、小型の電子式で十分だと言えます。
このように、どんな用途で使うかによって、選ぶべき冷蔵庫は変わってきます。

実際に入れる想定の物を考えておく

冷蔵庫のサイズを選ぶときは、実際にどのようなものをどれだけ入れるのかをあらかじめ想定し、ちょうどいいサイズのものを選ぶようにしましょう。

ポータブル冷蔵庫はキャンピングカーに置きっぱなしにするのではなく、普段は家の中で使うといった使い方もできます。日常使いを想定するなら、それも考慮したサイズを選びましょう。

電力はどこから賄うかを考える

多くのキャンピングカーの場合、冷蔵庫の電源はサブバッテリーから供給することになります。DC電源に対応した冷蔵庫であればサブバッテリーから直接給電し、AC電源のみのタイプであればインバーターを通して電圧変換を行い、給電します。

冷蔵庫は、一度庫内が冷え切ってしまえばその後はたくさんの電力を使う必要がなく、消費電力の少ない家電と言えます。そのため冷蔵庫以外の家電をほとんど使わない場合は、一般的なサイズのサブバッテリーで1泊や2泊使い続けることができます。走行充電やソーラーパネルによる充電、外部電源が使えれば、さらに使用可能時間は伸びます。

なお、電子レンジなど消費電力の大きい家電を使う場合は、サブバッテリーの電力消費も大きくなります。ソーラーパネルを設置したり電源付きサイトのあるキャンプ場を選んだりすることで、電源を確保するようにしましょう。

キャンピングカーで冷蔵庫を使う際の3つのポイント

キャンピングカーで冷蔵庫を便利に使うためには、以下のポイントを参考にしてください。

出発前日から冷蔵庫内を冷やしておく

冷却効果が弱いとされている電子式に限らず、出発の朝に電源を入れると庫内が十分に冷えるまでに時間がかかってしまいます。前日の準備中に冷蔵庫の電源を入れておけば、朝には庫内が冷えているため、食材などをきちんと冷やすことができます。もちろん、その間は家の中のコンセントから給電します。

より効率良く冷やすには、保冷材や水を凍らせたペットボトルを入れておくという方法もあります。冷却効果が増すので、冷蔵庫の節電にもつながります。

食材は家の冷蔵庫で冷やしておく

冷蔵庫に常温のものを入れると、一時的に庫内の温度が下がるばかりか、消費電力が増してしまいます。家から持って行く食材はできるだけ直前まで冷やしておき、旅先で買うものも冷えたものを選ぶのがおすすめです。

車内のなるべく涼しい場所に置くこと

極端な例ですが、FFヒーターの吹出口の前に設置してしまうと、冷蔵庫には優しくない環境となります。ポータブルタイプで、車内で比較的置ける場所を選べるなら、エアコンの近くなど涼しい場所を選んで設置するのがおすすめです。


用途に合わせたぴったりの冷蔵庫を使おう

飲み物や食材などを冷やして運ぶことのできる冷蔵庫は、キャンピングカーで使える家電の中でもかなり重要度の高い家電だと言えます。キャンピングカーの車内スペースや用途に合わせた冷蔵庫を使うことで、キャンピングカー旅が快適なものになるはずです。

以下の記事では、キャンピングカー旅を快適にするアイテムについてご紹介しています。
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