実は高い買い物ではない?キャンピングカーの資産価値について

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実は高い買い物ではない?キャンピングカーの資産価値について


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ベッドやキッチンなどの居住空間を備え、快適な車中泊で旅行やアウトドアをより一層楽しいものにするのがキャンピングカーです。休日のレジャーを充実したものにするにはキャンピングカーが大いに活躍する一方で、一般車に比べると高額で手が出しづらい側面もあります。しかし、一見すると高額なキャンピングカーですが、実は資産価値が高く長い目で見れば決して高い買い物になるわけではありません。今回は、なぜキャンピングカーは資産価値が高いのか、キャンピングカーを購入することでどんないいことがあるのかについてご紹介します。


キャンピングカーは意外に資産価値が高い

大きな買い物をするときにはその時点での値段を気にしてしまいがちですが、その値段で買うだけの価値がどれだけあるのかを考えることで、豊かな気持ちで購入に踏み切ることができます。キャンピングカーはまさに大きな買い物なので、楽しく乗るためにも、どのような資産価値があるかを考えてみましょう。

ここでいう資産価値とは、仮に売ったときにはどのくらいの値段なのか、その買い物をした結果どれだけの体験を得られるのかの2点を指します。前者で言えば、物を買う以上使っているうちに価値が下がってきますが、どれだけの下がり幅なのかによって資産価値が変わります。後者は買い物を後悔しないために重要で、キャンピングカーをどれだけ使い倒せるかを前もって考えることが大切です。


キャンピングカーが資産として優秀な3つの理由

ここでは具体的に、キャンピングカーにはどのくらいの資産価値があるのかについて3つの理由を解説します。

中古車でも値下がりが少なく、売却時に高く売れる可能性がある

キャンピングカーの資産価値に大きくつながる要素として、「値下がりが少ない」という特徴があります。キャンピングカーは中古でも新車時点での値段から大きく下がることは少なく、売却時には思っていた以上に高く売れる可能性もあります。

一般車の場合は、売却時の値下がりの幅が大きく、年式が3年でも購入時の半額程度ということは多くあります。10年も経てば、購入時の20%を切ってしまうことも。差額が無駄になるわけではなくても、売却や買い替えのタイミングを悩んでしまう要因のひとつとなっています。一方キャンピングカーは一般車ほどの値下がりはなく、年式が10年の古いキャンピングカーでも半額以上の値段をキープしていることもあります。

キャンピングカーの値段が下がりにくい要因は、主に2点が考えられます。
ひとつは、キャンピングカー人気が徐々に増してきているという点です。日本RV協会によると、2016年のキャンピングカー総保有台数は11年前の2005年と比べて2倍に増えています。キャンピングカーは比較的リーズナブルに購入できる軽キャンパーやバンコンなどのラインナップもあるため、年々「初めてのキャンピングカー」を購入しやすくなっています。需要が増加傾向にあることから、中古車にも買い手がつきやすいため、値下がりの幅が一般車ほど広くはなっていないことが考えられます。
なお、キャンピングカーを製造できるビルダーの数や年間に製造できる台数も限られているため、増える需要に対して供給の伸びが追いついていないことも要因として考えられます。

もうひとつは、架装部分の価格が下がりにくいという点です。キャンピングカーは一般車と違い、ベッドやリビングスペース、キッチン、冷暖房、その他家具などを積み込む居住スペースを有しています。そのため移動する住宅、基地としての要素があり、自動車としての価値だけではない魅力があるのです。また、架装部分はエンジン周りなどと比べて故障や消耗が少なく、価値が下がりにくいという特徴もあります。こだわりのオプションがついたキャンピングカーは高価買取につながることもあります。

このような特徴から、キャンピングカーは資産価値が高く、仮に売却するとなったときに高い金額で業者に買取ってもらうことも可能です。せっかくの高価なキャンピングカーですが、5年や10年もすれば時間の使い方や遊び方も変わりますし、アウトドアをより楽しみたくなった場合はさらに大きく高機能なキャンピングカーの乗り換えも検討することになります。そのまま乗用車が買えてしまうような値段での売却も夢ではないため、キャンピングカーを乗り継ぐ場合も降りる場合も、次の車に変えるときに負担を軽減することが可能なのです。

長期間のローンが組める

キャンピングカーは一般車と比べ、長期間のローンが組みやすいと言われています。長期間のローンが組めるということは、毎月の支払いを抑えられるということであり、良いキャンピングカーを長く持つことによる資産価値が高まります。

一般車のローンは最長でも10年で、普通自動車の法定耐用年数6年が経つ前に支払いが完了する5年ローンが組まれることが一般的です。一方のキャンピングカーは、キャンピングカー自体も長く使えるケースが多いことから、10年以上のローンを組むことも珍しくありません。すでにご紹介したようにキャンピングカーは中古販売時の値下がりも少ないことから、ローンの途中で乗り換える場合は売却の費用をローン残債の多くに充てることも可能です。

長期間のローンで毎月の支払いを少なくキャンピングカーを使えるのなら、便利なオプションをつけたり、レジャーのほうにお金をかけてめいっぱい楽しんだりできます。キャンピングカーで遊び倒すという点でも、長期間でローンを組めることはメリットとなります。

お金に代えがたい多くの体験が得られる

どれだけ資産価値が高いとしても、上手く使えなければ宝の持ち腐れとなります。そのため、キャンピングカーの購入を検討する際もどれだけ楽しめるかを具体的に想像しておくことが大切です。

キャンピングカーがライフスタイルにぴったり合うのであれば、お金には代えがたい素晴らしい体験を得ることができます。旅行に行くのが好きであれば、ホテルを都度探す必要はなく、1回の旅行にかける費用を節約しつつ宿泊場所の選択肢が広がります。海や川でのバーベキュー、キャンプ、スキーをはじめとした冬のレジャーなどが好きであれば、キャンピングカーの収納スペースの広さや快適な居住性が役に立つはずです。家族と一緒に出かけることが多いのであれば、子どもにたくさんの貴重な体験をさせることができます。
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資産価値がより高いのはキャブコン?

キャンピングカーの資産価値を考えてモデルを選ぶ場合、より高いのはキャブコンと呼ばれるタイプのキャンピングカーです。

キャブコンとは、トラックをベースに荷台部分に居住スペースを架装したキャンピングカーで、キャンピングカーらしい見た目に広い内装を特徴としています。車体が大きく機能性が高いことからキャンピングカーの中でも高価ですが、商用バンの内装のみを架装したバンコンや軽自動車をベースにした軽キャンパーと比べるとよりキャンピングカーらしい楽しみ方ができます。

バンコンとキャブコンを比べたとき、バンコンはどちらかというと初心者の1台目に選択されることが多いですが、次に買うとしたらキャブコンにステップアップすることが多いため中古車の供給が多くなります。一方キャブコンは元が高価なため中古車の需要が高く、生産台数も限られているため、中古車の値段も下がりにくくなっています。このことから、キャブコンはバンコンよりも売却時に高く売れやすく、資産価値がより高いキャンピングカーだと言うことができます。

なお、フジカーズジャパンではさまざまな種類のキャンピングカーを販売しています。キャンピングカーに興味のある方は、こちらのページもぜひご覧ください。


キャンピングカーは何年保つ?

このように資産価値の高いキャンピングカーですが、具体的に何年くらい乗り続けられるのでしょうか?

キャンピングカーの多くは商用車やトラックをベースに作られており、乗用車と比べて丈夫で長持ちしやすいと言われています。メンテナンスを欠かさずに丁寧に乗り続ければ、30年以上同じ車に乗り続けることも可能です

キャンピングカーを実際に何年で乗り換えるかについては、キャンピングカーの楽しみ方によって変わります。メンテナンスが楽しく、自身のキャンピングカーに愛着がある場合は10年、20年と乗り続けることが人生の楽しみとなるでしょう。キャンピングカーの使い方が変わり、違うタイプのモデルが欲しくなった場合は短い年数で手放すことも選択肢のひとつです。


キャンピングカーを長くきれいに使い続ける5つのコツ

次のキャンピングカーを買うために早めに手放すつもりでも、丁寧に使い続けることで故障のリスクを減らし、買取価格を高くすることができます。ここでは、長く使い続けるための5つのコツをご紹介します。

錆び止め塗装をする

パーツが錆びてしまうと車体全体の劣化も早くなってしまうため、錆び止め塗装をしておくのがおすすめです。特に、潮風の影響を受ける海岸沿いに頻繁に行く場合、融雪剤が道路にまかれる冬によく出かける場合、高速道路やバイパスをよく通る場合には錆び止め塗装が有効となります

使い終わったらこまめに洗車をする

車体に付いた汚れを定期的に洗車して落とすことで、キャンピングカーを長持ちさせることができます。定期的に洗車すれば、見た目に良くない汚れを落とせるだけでなく、汚れによるコーキングの劣化を防ぐことも可能です。費用はかかりますが、樹脂コーティングやガラスコーティングなどで傷や汚れを予防することもできます

悪路はなるべく走らない

土埃の多い道や舗装されていない道などを頻繁に走っていると、汚れから錆びや劣化が広がったり揺れが車体にダメージを与えたりしてキャンピングカーの寿命が短くなる可能性があります。長く乗り続けたい場合は、できるだけ悪路を避けるのがおすすめです

必要以上の荷物は積まず、乗らないときは荷物も下ろす

最大積載量を超える荷物はもちろん、必要以上の荷物を積み込むことでキャンピングカーの劣化が早くなる可能性があります。アウトドアやアクティビティ、車内でくつろぐときなどに必要な荷物をギリギリまで少なくする必要はありませんが、使わないものは載せないようにするのが大切です。
また、キャンピングカーに乗らない間はできるだけ荷物を下ろしておきましょう。こうすることで、タイヤやサスペンションの劣化をある程度防ぐことができます


楽しく乗り回すことが大切

この記事ではキャンピングカーの資産価値についてご紹介してきましたが、一番大切なのは、無理せずに買えるキャンピングカーをしっかり乗り回してたくさん遊ぶことです。キャンピングカーに乗ってたくさんの体験や思い出を積み重ねることで、高いお金を出して買っただけの価値が出てきます。ぜひ、自身のライフスタイルにぴったり合うキャンピングカーを探してみてください。

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