夢のキャンピングカー生活は可能?11のポイントをご紹介

キャンピングカーコラム

夢のキャンピングカー生活は可能?11のポイントをご紹介


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キャンピングカーは走る家と呼ばれることもあり、車の中には生活ができそうな装備を整えることができます。キャンピングカーが広く普及しているアメリカなどでは、実際にキャンピングカーで生活している人も一定数いると言われています。では、日本で固定の住居を捨て、キャンピングカーで生活することは可能でしょうか?今回は、キャンピングカーで生活するために必要なことをまとめています。


キャンピングカー生活のためにクリアするべき11の課題

住居を持たずにキャンピングカーで生活するためには、以下の課題を解決する必要があります。

住所、郵便物

まずクリアしなければならないのは、住所です。決まった住居を持たないキャンピングカー生活ですが、日本で社会的な生活を送るためには住所が必要で、市民税の支払いや郵便物の受け取り、キャンピングカーの車庫証明などのために住所は持っておく必要があります。

住所は、実家や親戚、あるいは友人の家に置いてもらうことができれば問題ありません。その場合、税金の支払いや郵便物などが登録した住所へ行くことになるので、きちんと話をしておくことが大切です。宅配便は、営業所に留めておくことやコンビニ受け取りを利用できます。

駐車場

キャンピングカーで生活するためには、毎日の駐車場をどうするか考える必要があります。毎日あちこちに移動するのでなければ、駐車場を借りてそこに停め、生活するという方法があります。街中であれば、夜中にはエンジンをかけないなど近隣住民への配慮が必要です。移動しながらの生活であれば、車中泊が許可されている駐車場を転々と巡ることになります。

有料で使用できる駐車場には、車中泊のために整備されたRVパーク、オートキャンプ場などがあります。場所にもよりますが、ある程度は連泊が可能です。街中であれば、コインパーキングに停めてトイレは近くのコンビニや公園のものを利用するという方法もあります。

無料で利用できる駐車場には、道の駅や公園の駐車場、登山道入り口の駐車場、高速道路のSA・PAなどがあります。ただし、車中泊が禁止されている場合は使用できず、公園などでは治安にも注意が必要です。

寝具

キャンピングカーが毎日の寝る場所となるので、寝具を揃える必要があります。キャンピングカーは小型のタイプでもベッドを設置できるようになっていますが、レジャーで数泊するのと日常生活を送るのでは疲れ方も違うので、これからキャンピングカーを購入する場合は自身がよく眠れるよう選ぶことが大切です。すでにキャンピングカーがある場合は、毎日使っても疲れが取れるよう寝具を見直す必要があります。冬場は厚手の布団など防寒アイテムを積み込むことになるので、荷物用のスペースも考えておきましょう。

入浴

入浴は、キャンピングカー内にシャワールームを作るか、有料施設を利用するかの2つの方法があります。
居住スペースに十分な広さがあるキャブコン以上のキャンピングカーだと、車内にシャワールームを作ることができます。浴槽に浸かることはできませんが、いつでも好きなときに入浴することが可能です。ただし、タンクの水が切れてしまうとトイレや水道も使えなくなるので、残量や補給のタイミングには十分気をつける必要があります。

キャンピングカーにシャワールームをつけない場合は、温泉やスーパー銭湯の日帰り入浴の利用が主となります。コストが気になる場合は、月額で利用できるスポーツジムに登録してシャワールームを使うという方法も可能です。

トイレ

キャンピングカーにはトイレを設置することができるので、トイレのたびにコンビニなどを探すような心配はありません。ただし、タンクの水量や薬剤のストックには注意が必要です。

キャンピングカー用のトイレには、主にカセット式トイレとポータブルトイレの2種類があります。カセット式はキャンピングカーに常設するタイプのトイレで、排泄物を薬剤で溶かすためのタンクを取り外して処理します。ポータブルトイレは持ち運びが可能な小型トイレで、小型のキャンピングカーにも設置可能です。ホースでダンプステーションと直接つなぎ、排泄物の処理が簡単にできるマリントイレもありますが、日本では普及していません。

キャンピングカー生活においては、いずれのタイプのトイレでもRVパークなどに設置されているダンプステーションで排泄物の処理を行います。公園や道の駅など公共のトイレで処理するのはマナー違反なので、避けましょう。

キャンピングカーのトイレについては、以下の記事をご覧ください。
処理も楽々!キャンピングカーのトイレの種類と汚水の処理方法

食事

居住スペースにはキッチンを設置することが可能なので、キャンピングカーでも自炊メインの生活を送ることが可能です。外で調達したり外食したりすることも可能ですが、食費は生活費の多くを占めるので、支出が多くなりすぎないよう注意が必要です。

衣類

一般車に比べると広いキャンピングカーでも、積み込める衣類の量は限られます。コインランドリーで洗濯するタイミングも考慮し、生活に困らず、車内スペースも圧迫しない量を調整することが大切です。

仕事

キャンピングカー生活を始める前に、仕事周りのことにも気を使う必要があります。フリーランスやリモートワークで働いている場合はキャンピングカー内でも仕事ができるため大きな問題はありませんが、職場がある場合は駐車場の確保が必要です。また、住居を持たない生活をすることになるため、周りの理解が得られるようきちんと話しておくのがおすすめです。

ネット環境

現代では欠かせないネット環境についても、事前に考える必要があります。もともとポケットWi-Fiを使用していた場合は、そのままキャンピングカー生活に持ち込むことができます。家の中に回線を引き込んでのWi-Fiや、公衆Wi-Fiを頼っていた場合は、新たに通信環境を整えましょう。選択肢としては、主に携帯電話の契約プランで大容量か無制限のプランを選ぶ、ポケットWi-Fiを契約する、公衆Wi-Fiを主に使用する、の3つがあります。スマートフォンだけでなくPCも普段から使う場合は、ポケットWi-Fiがおすすめです。

税金

決まった住居で生活するのとキャンピングカー生活とで、納める税金に大きな違いは発生しないと言えます。市民税や年金などは同じように納める必要があり、自身で納めるか所属している会社が代理で納めるかは、住居を持っているかどうかでは左右されません。

変わる可能性がある税金は、自動車税や自動車重量税など自動車に関する税金です。これまで自動車を持っていなければ新たにこれらの税金がかかり、一般車からキャンピングカーに乗り換える場合でも税額が変更となります。また、これまで固有の土地や建物などを所有していてキャンピングカー生活を機に手放す場合は、これらにかかる固定資産税が必要なくなります。

車検

自動車にとって必要な車検は、住所を置いている都道府県かどうかに関係なく、基本的にはどこでも受けることができます。ただし、住所を置いている都道府県以外で受ける場合は、自動車税を納めたという納税証明書が必要となります。

なお、車検の頻度については、初回・2回目以降いずれも2年に1回です。一般車は初回が3年目、2回目以降2年に1回なので、最初だけ変わることになります。


夢のキャンピングカー生活を実現させよう

決まった住居を持たずにキャンピングカーだけで生活することは、日本において簡単なことではありませんが、決して不可能なことではありません。キャンピングカーベースの生活にすることで、気ままに移動しつつ型に囚われない生活を送り、人によっては仕事の自由度も増します。上記の11のポイントをぜひ参考に、夢のキャンピングカー生活を目指してみてください。

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