中古でも失敗したくない!キャンピングカー選びでチェックすること

キャンピングカーコラム

中古でも失敗したくない!キャンピングカー選びでチェックすること


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家族やペットと、気兼ねなくアウトドアや長距離移動の旅を楽しむツールとして、キャンピングカーを購入する方が増えています。ただし、車内で快適に過ごせる居住スペースを備えたキャンピングカーは価格が高く、購入までに一歩踏み出せないという方も多いでしょう。そのような方のために、中古のキャンピングカーという選択肢を提案し、選ぶ際にチェックしたい点や、失敗しない選び方についてお伝えしていきます。


キャンピングカーを中古で買うメリット・デメリット

一般車でも新車と中古車の選択肢があるように、キャンピングカーも中古で購入することが可能です。ここでは、キャンピングカーを中古で買う際のメリットとデメリットについて解説します。

中古で買う4つのメリット

初期費用が安い

中古であることから、初期費用が新車に比べて格段に安くなります。キャンピングカーを購入したくても金額がネックで手が出せないという方には、中古車は大きな選択肢となります。
また、中古で買うと頭金が必要ないという特徴もあります。新車を買う場合は頭金が必要となるため、ローンで購入するにしてもある程度の初期費用が必要となります。
新車を買う際の頭金については、以下の記事に詳しく記しています。
キャンピングカーの頭金っていくら?おすすめの買い方をご紹介

納車が早い

キャンピングカーを新車で買う場合、基本的には受注生産となるため、購入しても納車までにある程度の時間がかかります。一方中古車の場合はすでにキャンピングカーとして出来上がっている車体を購入するため、購入後すぐに納車してもらうことが可能です。思い立ったときに購入し、すぐに乗れるというのは大きなメリットとなります。

生産終了のモデルも買える

キャンピングカーにある程度のこだわりがあれば、最新のモデルよりも昔のモデルのほうに興味を持つこともあるかもしれません。そのモデルがすでに生産終了していたとしても、中古車であれば探して購入できる可能性があります。

お得な設備がリーズナブルに手に入る

新車のキャンピングカーで良い設備や良い家具をそろえようと思ったら、オプションの金額がかさんで予算をオーバーしてしまうこともあります。目当ての設備があるモデルを必ず見つけられるわけではありませんが、中古車であればある程度リーズナブルな値段で目当ての装備を手に入れられる可能性があります

中古で買う3つのデメリット

修理費・メンテナンス費がかかる

中古車は初期費用が安く済む一方で、故障による修理費やメンテナンス費が増えるリスクがあります。中古車を買う際には、その車両がどのような状態か、どのように整備したのかを販売店に詳しく確認するようにしましょう。

自由にオプションを付けられない

中古車はすでに完成したキャンピングカーを購入することになるため、自分の理想とする設備がそろった車両を探すのは難しいと言えます。新車の場合はオプションを組み合わせることで理想のキャンピングカーに近づけられますが、中古車の場合はある程度の妥協は必要です

メーカーのサポートを受けられない可能性がある

古い車種だと、故障したときのメーカーのサポートを受けられない可能性があります。部品の生産が終了し交換ができない場合、新車なら直せる故障でも手放さなければならないケースがあります。

このような方には中古車がおすすめ

新車と中古車のキャンピングカーを比較すると、求める条件によってどちらが適しているかが変わってきます。予算が限られている、そして新車であることにこだわりがなく、キャンピングカーに何の装備をつけたらいいのかわからない方には、中古車がおすすめです。また、ペットを連れて車内で寝泊まりを考えており、「床やシート、家具などが新品だとちょっと気が引ける」という方など、気兼ねなく使うために中古車が選ばれているようです。


購入する際に避けたい失敗とは?

値下がりした中古車とはいえ、キャンピングカーは安い買い物ではありません。せっかく購入するなら失敗したくはありません。では、キャンピングカーを購入する上で考えられる失敗にはどのようなものがあるのでしょうか?

大きい車体や充実の装備を使いこなせない

「価格が高く、設備が整っているキャンピングカーなら間違いない」というわけではありません。
キャンピングカーには比較的小型の軽キャンパーやバンコンといったタイプもありますが、本格的な内装や装備品を使いたい場合は大型のキャブコンが選択肢となります。しかし、サイズが大きく、充実した設備が整っていても、結局それを使いこなせなければ無駄な機能となります

また、旅行に行く機会が少なくて持て余してしまうこともあります。大きいキャンピングカーは駐車場に駐車できないことも少なくないため、出先で困ってしまうことも考えられます。

インテリアなど内装の雰囲気が良くても、実際に所有して寝泊まりをすると使い勝手が悪かったという声もあります。キャンピングカーは良いものを選ぶというよりも、自分の求めるスタイルに合ったものを選ぶことが重要です

なおフジカーズジャパンでは、お客様のご要望を聞き取った上でスタイルに合った中古キャンピングカーのご提案が可能です。「キャンピングカーを購入したものの、手に余ってしまった」ということのないようご案内させていただきますので、ぜひご遠慮なくスタッフにご相談ください。

リサーチ不足で自分の希望と違った

購入を決める前のリサーチが甘かったり、知識が浅い一般中古車販売店などのセールストークを鵜吞みにしたりすることで、自分の希望に合わずに安物買いの銭失いになることもあります。
購入前には十分にリサーチを行い、販売店で目当ての車両を隅々までチェックし、スタッフにしっかり質問して納得いくまで吟味するようにしましょう。

運転が難しい

特にキャブコンに言えることですが、大型のキャンピングカーは重心が高くなっているため、乗用車の運転に慣れていると難しさを感じることがあります。重心が高く揺れやすいため、基本的にはゆっくり走ることが求められます。
また、キャンピングトレーラーを選択する場合は、トレーラーならではの運転の癖に注意が必要です。具体的には、前進についてはさほど難しくないものの、バックはある程度練習しなければ習得は難しいと言えます

買った直後に不具合が出る

きちんと整備がされている中古車でも、購入後すぐに不具合が出てしまうリスクはあります。特に中古車の場合、車体に穴を開けた換気ファンの周りや、コーキングの劣化などが原因で雨漏りすることがまれにあります

これらの部分はよく確認し、場合によっては購入後のメンテナンス費用も予算として考えておくのがおすすめです

また、気づきにくいにおいについてもよく確認しましょう。中古車は一般的には販売前にクリーニングや消臭をし、綺麗な状態で販売されています。しかし、前のオーナーがペットを連れてキャンピングカーを使用していた場合、わずかににおいが残っていることもあります。

なおフジカーズジャパンでは、中古車の整備が完了したことを確認した車両のみ販売しております。ご不明点や懸念点など気になることがあれば、お気軽にお尋ねください。

予想外の出費がかかった

キャンピングカーを中古で安く買えたとしても、その後の維持費が思った以上にかかってしまう場合があります。キャンピングカーは一般的な車に比べてメンテナンスしなければならない場所が多いため、その分の費用がかかることを購入前に把握しておく必要があります

また、キャンピングカーを持つことで気軽に旅行へ行きやすくなることから、旅行費が思ったより増えてしまうこともあります。ホテルに泊まらなくていいためその分の費用は浮きますが、簡単に2泊、3泊と増やすことができるため、計画的に旅行を楽しむよう注意が必要です。

なおフジカーズジャパンでは、維持費についてのご相談はもちろん、キャンピングカーでの旅行の楽しみ方なども、お客様に寄り添ったご提案をさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

個人売買で損をする

キャンピングカーを中古で安く手に入れる手段としては、個人売買もあります。しかし、個人売買は業者を挟まず買い手と売り手で直接やり取りをするため、十分な保証がありません。相手が不誠実な場合は、不具合を隠されるなどして購入後に高くついてしまうこともあります。多少は高くても、きちんと整備を行ってくれる販売店で中古車を選ぶのがおすすめです


キャンピングカーの選び方

購入したキャンピングカーを長く愛用していくためにも、キャンピングカーを選ぶ際に検討しておきたい点をチェックしておきましょう。また、中古でキャンピングカーを購入する際に確認しておくポイントも紹介します。

車種と特徴

キャンピングカーは車種によってそれぞれ特徴があるため、市場で販売されている種類を把握しておくことが大切です。

キャブコン

トラックをベースにし、シャーシにキャビン部分を架装しています。車幅や高さがあるため室内空間は広く、また、ベッドを常設できるためゆったりと過ごせます。
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バンコン

ハイエースやミニバン、少しコンパクトなものだとライトエースをベースとし、内装を架装したキャンピングカーです。キャブコンに比べると室内空間は限られますが、大きな駐車スペースを必要とせず、気軽に使えるために使用頻度が上がることから人気の高い車種です。
→バンコンはこちら

フルコン

大型のキャンピングカーで、輸入車に多いのがこのタイプです。正式にはフルコンバージョンとよばれ、専用シャーシの上に運転席、キャビン部分などを架装して作られています。室内も広々としており、走行性能も高いため長距離の移動も可能です。

バスコン

マイクロバスの内部を架装したキャンピングカーです。キャビンは広く居住性が高く、3~4名でもゆったり過ごせます。また、ディーゼルエンジンを用いており、フルコンと同じく走行性能にも優れています。
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軽キャンパー

軽ワゴン・軽トラックをベースに架装されています。他の種類のキャンピングカーより室内空間には限りがありますが、釣りなど手軽にキャンピングカーでの外出を楽しみたい方に人気のタイプです。
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使用目的や状況

キャンピングカーをどのような目的・状況で使いたいのかを明確にすることで、最適な車種を選び出すことができます。例えば、キャンピングカーを使って観光地を巡り、車内で宿泊することを目的とする方もいれば、キャンプ場へ行ってキャンプを楽しみたい方もいます。釣りやスノーボードなど、メインとなる楽しみをサポートするものとしてキャンピングカーを活用したいと考える方もいるでしょう。自分がキャンピングカーに求める目的を元に、「アウトドアに特化して使うのか」「趣味に合わせて頻繁に使用するのか」、また「何名でキャンピングカーを使用するか」などを決めていきます。

駐車スペースと維持費用

キャンピングカーに求める目的や条件を明確に出した上で、駐車スペースは確保できるか、無理なく維持費が捻出できるかなど、購入後の維持、管理についても検討しておきましょう
大きめな車両を検討する場合などは、駐車スペースの確保が大変です。キャンピングカー専用駐車場など利用すると良いかもしれません。

→キャンピングカー専用駐車場(茨城中央)はこちら

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中古キャンピングカーを選ぶ際のポイント

走行距離・年式・整備記録

中古でキャンピングカーを選ぶなら、走行距離・年式・整備記録を確認しましょう。走行距離が10万kmを超えていると、走行性能や耐久性に不安を感じるかもしれません。ただし、古い年式のキャンピングカーですとディーゼルエンジンを搭載しているものも多く、耐久性に優れているため、50万km程の走行にも耐えることができます。
また、整備記録が残っていた場合は「いつ、どの部分をメンテナンスしたのか」という履歴が把握でき、前オーナーが大切に乗っていたことが伺えます。

外装

コーキングは劣化していないかをチェックします。キャブコンの場合だとボディとシェルの接合部分が劣化しやすく、補修が不十分だと雨漏りが起こる可能性があります。
タイヤは磨耗だけではなく、製造年でも確認が必要です。重量があるキャンピングカーは、タイヤにかかる負担が大きくなりますので、購入時に古いタイヤは交換する事をおすすめします。

内装

中古で販売する前に、車内はクリーニングが行われていますが、実際にシートや家具、床など内装の状態を確認しておくことがポイントです。傷が目立つと多少荒く扱われていたことが想像できますし、ペットを連れていた場合は、床やシートに傷やほつれが生じていることもあります。同時に、においは気にならないか、ベッドなどの装備を動かしたときに不具合はないかをチェックしましょう。

設備

FFヒーター、冷蔵庫、外部電源、太陽光システムなど、キャンピングカーの装備をチェックしてリストアップします。他のキャンピングカーを見るときに比較ができ、必要な装備と不要な装備を見極めていくことができます。その際に、各装備がきちんと稼働するかについても確認しましょう。
キャンピングカーの専門知識のないお店で購入する場合は、設備・装備等について修理が出来ない場合や、動作チェックなどを元々していないケースが多く、購入後の修理・整備に困るケースもあるようです。


キャンピングカーの種類別:ありがちな失敗

ここでは、キャンピングカーの種類別に、ありがちな失敗例をご紹介します。キャンピングカー選びの際にぜひ参考にしてください。

軽キャンパー

リーズナブルな価格で購入できる軽キャンパーは、初めてのキャンピングカーとしての魅力がありますが、キャンピングカーの機能面では他のタイプよりどうしても劣ります。そのため、まずは軽キャンパーから始めようと思って買ってみたものの、思ったより便利さを感じられない、眠るときに狭くて疲れが取れないといった失敗が考えられます。
特に軽キャンパーの狭さについては注意が必要で、就寝目安が3名のモデルもありますが、2名までが限界と考えておくと良いでしょう。

バンコン

キャンピングカーとしての機能性が十分で、街中で乗る際にも邪魔になりにくいバンコンは比較的失敗が少ないタイプと言えるかもしれません。一方で、バンコンの中にも用途に合わせたさまざまなモデルがあり、自分の用途と外れたモデルを買ってしまい失敗と感じるケースは考えられます。
例えば、バンコンは座席が多くベッドも広く展開できるためファミリー向けではありますが、荷物をたくさん載せたい場合には不向きです。

また、子どもが大きくなったので大きいキャンピングカーからバンコンにサイズダウンしたい、セカンドライフの趣味としてキャンピングカーを始めたいといった場合にも注意が必要です。夫婦2人が広々と使うには十分な広さであることがほとんどですが、多くのバンコンはベッドを展開するためにレイアウト変更が必要であり、体力がネックになることがあります。
このような用途の場合は、常設ベッドのあるキャブコンのほうが適している場合があります。

キャブコン

広々とした居住スペースを持ち快適なキャンピングができるキャブコンですが、大きいがゆえの失敗ポイントがいくつもあり注意が必要です。
上記でもご紹介したように、意外と旅行に行かなくてせっかくの機能を持て余してしまう、運転が難しく苦手意識を感じてしまうといった失敗が考えられます。
また、自宅の駐車場に入ると思って購入したものの実際には入らなかったという失敗談もあり、サイズを見誤ってしまう失敗も起こりえます。

キャンピングトレーラー

キャンピングトレーラーは他のキャンピングカーと比べて特殊な点が多く、リサーチ不足で失敗につながってしまうケースがあります。
走行中はトレーラー車内に乗車できない、車両総重量が750kgを超える場合は牽引免許が必要など、キャンピングトレーラーならではの特徴は確実に押さえておくようにしましょう。

また、トレーラースタイルに憧れて購入したものの、維持やメンテナンスの難しさに後悔してしまうという失敗もありえます。キャンピングトレーラーは日本では数が少なく、場合によっては故障しても自分である程度調べないといけないケースがあるかもしれません。


キャンピングカーの使用目的を明確にして情報収集する

中古のキャンピングカーの年式が古く、走行距離が長かったとしても、きちんと整備されていたものなら、購入後も長く使い続けることが可能です。キャンピングカーの購入で失敗をしたくないのであれば、まずは使用目的・使用人数などを明確に決めましょう。
その上で車種をチェックし、中古のキャンピングカーを販売しているサイトをチェックしながら情報収集を行いましょう。購入を検討している車種を実際に試してみるために、同じ車種をレンタルして装備などの使用感を確かめてみるのもおすすめです。

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